colorful…3 ページ3
Aside
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今日は憂鬱、なんたって引っ越してきたからだ。
私、井上Aは田舎の方に暮らしていて、
今日、父の転勤で東京に越してきた
地元の田舎で過ごしたたった1年の高校生活。
なぜこの時期なのかと何度思ったことだろう、
せめて2年からではなく1年から越したかった
2年で転校なんて不安で不安で、
だから今日も転校の手続きをしに
なれない制服に腕を通し、学校へやってきた
実際に来てみると、制服は可愛いし
学校も案外悪くなさそう。
あとは、明日の転校生自己紹介でミスをしないこと!!
そんなことを考えながら学校をフラフラしていると
『非常、階段?』
そこには非常階段の文字と、校舎の端にある
アスファルトについた階段があった。
空が見えて眺めも悪くない。
初日にしてこんないい所を見つけた私って、
凄ない?笑
なんて1人で色々なことを考えて
そらにぼんやりとした儚い虹をみていた
すると、何処か視線を感じ、その視線の先をみると
そこには美形のthe、東京男子が立っていた。
うっはー、美形くんやなあ
思わず見とれてしまいそうになった
美形くんは言葉をなにも発さず、ただひたすらに私のことを見ている。
わっ!見とれとる時間なんてない!
はよ急がなっ
『わっ!すみません!』
なれない標準語を使い、私はその場をたった
さっきの人…誰やろうか、
もしかして同じ学年?もしくは先輩?後輩?
それにしても美形くんやったなあ。
明日もまた、会えるかな
私は少しだけ、転校が楽しみになった
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作者名:ぴえろ | 作成日時:2019年1月25日 23時