*5 ページ5
ガタンガタン
私はいつもの様に電車に揺られ学校へ向かう。
あれから一週間、毎日電車でヒーローを探すけど一向にあえない。
もしかしたら!
淡い期待を抱くけどやっぱりいない。
学校でも会えないし、
毎日毎日ヒーローを探す日々、
もうそろそろ合わせてくれったっていいじゃん。
そう神様をうらむ…
そうこう考えてる間にもう降りる駅まできた、
いつもの様に駅の近くの自転車置き場で夏恋を待つ。
?「おはよう」
ん?聞き覚えのない声、夏恋ってこんなに声低かったっけ?
違和感を感じながらも『おはよう』と顔を上げると
『さ、佐野くん!?』
佐「昨日はどーも」
『えっ、あっ、うん!』
佐「それじゃ、また後で」
『うん。』
そう残して教室に向かう佐野くん。
周りがざわついてる、そりゃそーか。
無愛想王子だもんね…
夏「おっはよー?みんな何騒いでるの?」
『実は…さ、さっき佐野くんがおはようって…』
夏「はぁっ!?まじかよ」
『びっくりした笑』
夏「で?」
『おはようって言って、また後でって…』
夏「うわー、まじか。」
『やっぱ佐野くん悪い人じゃないよ。』
夏「それは、ってやばい!はやく教室行こ!」
『ほんとだ!』
そういって私たちは教室目掛けて全力ダッシュした。
夏「ハア、ハア、ハア、セーフ!!」
『よっ良かった。』
夏「じゃっじゃあね、後で」
チャイムがなり、お互いの席に着いた
隣の佐野くんを見るけど、ずっと無言。
やっぱり仲良くなったわけではないみたい
そう少しガッカリしていると、
佐「ふはっ」
『え…』
佐「息切れすぎでしょ、走ってきたの?笑」
『うん、やばかったから笑』
え、まってまって!!
佐野くんが笑った!?え、まって!嬉しい!
『佐野くんは朝早いの?』
佐「うん、家遠いから…てか、玲於でいーし」
『え、玲於だなんてっ』
佐「俺がそうしろっつってんの」
『あっ、うん。玲於?』
玲「Aぎこちなさすぎ笑」
え、いきなり呼び捨て?まって、やばい////
『そういう玲於はなれすぎー』
イーっと歯を見せて挑発するような態度をとった
ピシッ
案の定デコピンをしてくる玲於。
んふふふっ笑
玲「何笑ってんだよ、きもー」
『はー?』
玲・私『ぷっ、わはははは』
そう2人で笑った、
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、またあとで、とお互いに前を向いた
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴえろ | 作成日時:2018年9月1日 0時