検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:948 hit

*5 ページ5

ガタンガタン





私はいつもの様に電車に揺られ学校へ向かう。


あれから一週間、毎日電車でヒーローを探すけど一向にあえない。





もしかしたら!

淡い期待を抱くけどやっぱりいない。




学校でも会えないし、


毎日毎日ヒーローを探す日々、

もうそろそろ合わせてくれったっていいじゃん。

そう神様をうらむ…









そうこう考えてる間にもう降りる駅まできた、





いつもの様に駅の近くの自転車置き場で夏恋を待つ。








?「おはよう」



ん?聞き覚えのない声、夏恋ってこんなに声低かったっけ?


違和感を感じながらも『おはよう』と顔を上げると





『さ、佐野くん!?』

佐「昨日はどーも」

『えっ、あっ、うん!』

佐「それじゃ、また後で」

『うん。』








そう残して教室に向かう佐野くん。





周りがざわついてる、そりゃそーか。


無愛想王子だもんね…








夏「おっはよー?みんな何騒いでるの?」

『実は…さ、さっき佐野くんがおはようって…』

夏「はぁっ!?まじかよ」

『びっくりした笑』

夏「で?」

『おはようって言って、また後でって…』

夏「うわー、まじか。」

『やっぱ佐野くん悪い人じゃないよ。』

夏「それは、ってやばい!はやく教室行こ!」

『ほんとだ!』






そういって私たちは教室目掛けて全力ダッシュした。









夏「ハア、ハア、ハア、セーフ!!」

『よっ良かった。』

夏「じゃっじゃあね、後で」








チャイムがなり、お互いの席に着いた





隣の佐野くんを見るけど、ずっと無言。


やっぱり仲良くなったわけではないみたい


そう少しガッカリしていると、








佐「ふはっ」

『え…』

佐「息切れすぎでしょ、走ってきたの?笑」

『うん、やばかったから笑』






え、まってまって!!
佐野くんが笑った!?え、まって!嬉しい!






『佐野くんは朝早いの?』

佐「うん、家遠いから…てか、玲於でいーし」

『え、玲於だなんてっ』

佐「俺がそうしろっつってんの」

『あっ、うん。玲於?』

玲「Aぎこちなさすぎ笑」





え、いきなり呼び捨て?まって、やばい////





『そういう玲於はなれすぎー』




イーっと歯を見せて挑発するような態度をとった




ピシッ



案の定デコピンをしてくる玲於。


んふふふっ笑



玲「何笑ってんだよ、きもー」

『はー?』

玲・私『ぷっ、わはははは』



そう2人で笑った、



キーンコーンカーンコーン



チャイムがなり、またあとで、とお互いに前を向いた

*玲於side→←4*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , 小森隼 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴえろ | 作成日時:2018年9月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。