鬼殺隊柱合裁判,6 ページ6
○。鬼殺隊柱合裁判
『話を中断してしまい申し訳ありません
進めてください』
夜柱・月ノ宮夜宵
さっきのは一体なんだったのだろうか
まずいことをしてしまったのだろうか
怯えさせてしまった
ごめんなさい
頭の中で謝罪する
怯えさせちゃった人の方を見ると
お抱き上げた男の子が
隠すように向きを変えた
胡「ゆっくりこれを飲んで
話してください
鎮痛薬が入っているため楽になります
怪我が治ったわけではないので
無理はいけませんよ」
呼吸を整えて、
口を開いた
竈「……俺の妹は鬼になりました
だけど人を喰ったことはないんです
今までも
これからも
人を傷つけることは絶対にしません」
伊「くだらない妄言を吐き散らすな
そもそも身内なら庇って当たり前
言うことすべて信用できない
俺は信用しない」
悲「あぁ…鬼に取り憑かれているのだ
早くこの哀れな子供を殺して
解き放ってあげよう」
どんどん殺される方面に向かっていっている
どうすればっ、
頭の中が
戸惑いで埋め尽くされる
『殺すのであれば、山奥でお願いします』
俺を警戒するような匂いをさせながら言う
それに、俺は悲しくなった
なにかした訳ではないけど、
俺が悪かったんだろう
謝罪の言葉では収まりきらない
心がキリキリと痛む
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作者名:下倉琉羽 x他1人 | 作成日時:2021年10月10日 11時