プイ,14 ページ14
○。プイ
伊「何のつもりだ?
冨岡…」
冨「…」
耀「炭治朗
それでもまだ
禰豆子のことを
快く思わない者もいるだろう」
ざざっと座り直す
何だろう
耀「証明しなければならない
これから
炭治朗と禰豆子が鬼殺隊として
戦えること
役に立てること」
何だろうこの感じ
ふわふわする
耀「十二鬼月を倒しておいで
そうしたら皆に認めてもらえる
炭治朗の言葉の重みが
変わってくる」
声…?
この人の声のせいで
頭がふわふわするのか?
不思議な高揚感だ……!
竈「俺は…
俺と禰豆子は鬼無辻無惨を倒します!!
俺と禰豆子が必ず!!
悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!!」
耀「今の炭治朗にはできないから
まずは十二鬼月を一人倒そうね」
竈「ハイ」
ああ、やってしまった
全身が熱くなる
甘「(だめよ笑ったら
だめだめだめ)」
耀「鬼殺隊の柱たちは
当然抜きん出た才能がある」
煉「(うむ!いい心掛けだ!)」
耀「血を吐くような訓練で自らを叩き上げて
死線をくぐり
十二鬼月をも倒している」
時「(?)」
耀「だからこそ柱は尊敬されて
優遇されているんだよ
炭治朗も口の聞き方には
気をつけるように」
竈「は…はい!」
耀「それから
実弥、小芭内
あまり下の子に意地悪しないこと」
伊「……御意」
不「御意…」
鬼殺隊当主
産屋敷耀哉
彼の声音
動作の律動は
話す相手を心地良くさせる
現代の言葉ではそれを
1/fゆらぎと言う
カリスマ性があり
大衆を動かす力を持つ者は
この能力を備えている場合が多い
耀「炭治朗の話はこれで終わり
下がっていいよ
そろそろ柱合会議を始めようか」
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作者名:下倉琉羽 x他1人 | 作成日時:2021年10月10日 11時