夜に紛れ＿＿。◇ 第一章【時透無一郎】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:12,146 hit

鬼殺隊柱合裁判,2 ページ2

○。鬼殺柱合裁判

＿＿柱…？！

　柱ってなんだ？
　なんの事だ。

　この人たちは誰なんだ？
　ここはどこなんだ？

動きたくても、縄でぐるぐる巻きにされていて身動きを取れない。

胡「ここは鬼殺隊の本部です。
　あなたは今から裁判を受けるのですよ。

　竈門炭治朗君」

俺の考えていることを読んだように、回答した。
見上げると、あの森に居た女の隊士だった。

柱とは。

鬼殺隊の中で、最も位が高い十名の剣士である。

柱より下の階級の者たちは、恐ろしい速さで殺されてゆくが彼らは違う。
鬼殺隊を支えているのは、柱たちだった。

煉「裁判など必要ないだろう！

　鬼を庇うなど明らかな隊律違反！
　我等のみで対処可能！
　鬼もろとも斬首する！」

炎柱・煉獄杏寿郎

はつらつとその男は言う。それも、斬首なんて言葉を、躊躇わずに笑顔で。

宇「ならば俺が
　派手に首を斬ってやろう

　誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ
　もう派手派手だ」

音柱・宇髄天元

こちらの男も同じく、人を殺すという話に躊躇いを感じられない。

甘「(えぇぇ…
　こんな可愛い子を殺してしまうなんて

　胸が痛むわ
　苦しいわ)」

恋柱・甘露寺密璃

悲「あぁ…
　なんというみすぼらしい子供だ
　可哀想に

　生まれて来たこと自体が可哀想だ」

岩柱・悲鳴嶼行冥

時「(なんだっけあの雲の形
　何て言うんだっけ)」

霞柱・時透無一郎

こんな人の生死がかかった場で、どこか意識を飛ばしている者までいる。

悲「殺してやろう」

煉「うむ」

宇「そうだな
　派手にな」

柱たちの意見が纏まってきている場で、炭治郎は別の事に気を向けている。
柱たちが言ってることは耳もくれず、辺りを必死に見渡した。禰豆子や善逸、伊之助に村田さんらを探しているようだった。

＿＿禰豆子！！

　禰豆子、禰豆子

　善逸、伊之助
　村田さん！！