金曜日を俺に捧げる人【ドキドキプリキュア】 (ページ50)

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49話　いなくなったページ50

ジコチューはハートに向かって光線を発射した。

それをかばった歌姫は、足元から石化して彫刻になってしまった。

「歌姫！」

その後もプリキュアは技を出すも、光線で石化されてしまった。

残されたのはキュアハートのみ。

「さっすがあたしのジコチューね」

「みんなを元に戻して！」

「ロイヤルクリスタルを全部くれたらいいわ」

「っ」

「くれないなら、あなたの大切な友達全部潰してあげる」

さっきとはまるで別人のようだった。

「レジーナ、どうしちゃったの？

友達になりたいって言ってくれた時、嬉しかった。
あの時、私。すごく嬉しくて胸がキュンキュンしたの。

レジーナもキュンキュンしなかった？」

対してレジーナは腹を抱えて笑った。

くだらない、とずっと笑っていた。

「どうせ助けるつもりもなかったし面倒な取引はやめ。

ジコチュー、プリキュア全員の彫刻を完成させなさい！！」

ジコチューがハートに光線を放とうとした時、ここでハートがやられてしまえば何もかも終わる。

「ハート！」

俺はハートの目の前に立ってかばった。

「A……！」

その時、俺の目の前に鎧を着た者が現れて、剣で光線を避けた。

「……お前……」

間違いない、その鎧はトランプ王国の騎士の証。

「ジョナサン・クロンダイク」

「君の友達にハートシュートをうつんだ！君なら友達を元に戻せるはずさ！」

ハートは戸惑っていたが、すぐにハートシュートを打った。

すると、彫刻家したプリキュアが元に戻った。

「みんな！」と嬉しそうなマナ。

「みんな、いくよ！」

4人はラブリーフォースアローでジコチューを倒した。

ジョナサンはレジーナからロイヤルクリスタルを奪おうと戦っていたが押され気味で、レジーナには逃げられてしまった。

プリキュアはジョナサンの元に行き、不思議な顔で見た。

「その鎧は！トランプ王国の戦士の証！」

「あなた、一体……？」

「僕の名はジョナサン・クロンダイク。アン王女の婚約者さ」

「……えーー！？」

「とりあえず、場所を移して説明しよう」

「そ、そうね。Aはどこ？」

「あれ？さっきまであそこにいたんだけど」

「どこかに移動したのでしょうか」

Aは姿を消した。