44話 友達ってなに ページ45
俺は剣も何も持ってないから戦えない。
ここにいたら足でまといになるから隠れていた。
「きゃああ！」
悲鳴が聞こえると3人は倒れていた。
「！」
「あら？ 昨日のストーカーじゃない。逃がさないわよ！」
マシンガンが俺に向けられた。
「A！！」
ダイヤモンドは大声で俺の名を呼んだ。
「やっちゃいなさい！ ジコチュー！！」
ジコチューは、「消えちゃえ〜！」と俺に大量の缶をマシンガンで飛ばしてきた。
ズドドドド！！
「！！」
「A君……！」
「もっとやっちゃいなさい！！」
「やめて！ ほんとに消えちゃ……！！」
「誰が消えちゃうって？」
「！ A！」
一応、騎士の中じゃ一番優秀だったんだ。
これくらい避けられる。
「トランプ王国の騎士なめんなよ。
昨日みたいに簡単にやられるわけねーじゃん」
「何よあいつ……！
ジコチュー！ 何してるの！ さっさと片付けて！」
そんな時、マナがかけつけた。
「みんな！」
やっとプリキュアが揃ったところで、さっきとは違って息のあった戦いになった。
「レジーナ、違うよ。
あたしの大事な人達を消すなんて、そんなの友達がすることじゃない！」
「どうして逆らうの！？ 言う通りにしないの！？」
「友達だからだよ！
本当の友達になりたいから本音をぶつけるし、間違ってることは全力で止める！」
「聞きたくなーい！」
マナの言葉な耳を塞ごうとするレジーナに歌姫は言った。
「聞きなさい！ 友達なら、相手の話をキチンと聞くべきよ！」
「もう！！ あたしにお説教しないで！！」
結局、プリキュアが勝利した。
レジーナは最後まで駄々を捏ねていたけどすぐ去ってしまった。
この後、マナと歌姫は仲直りしてた。
「差し入れのオムライス多すぎ。
１人じゃ食べきれないわ。食べるの手伝ってくれる？」
マナは涙を流しながら頷いた。
よかったなーと思いながら四人の様子を見ていた。
ついでに俺もオムライスもらったんだけど美味しかった。
帰る時間になった時、マナは六花と、俺はありすと、歌姫はダビィと車で帰ることになっていた。
でも俺は、ありすにはセバスチャンと2人で先に帰ってもらってしばらく散歩していた。
1人で歩いていると後ろから走ってくる音が聞こえ、俺の服は両手で掴まれた。
「A」
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作者名：ちゃゆ | 作成日時：2022年11月25日 0時
