あと少し ページ48
「調子に乗るなぁ!」
触覚の回復が遅れているが、三本は一瞬で回復した。
バッ!!
三本の触覚はAを集中的に狙い、脇腹を斬ると血飛沫が舞う。
「ぐっふ!?」
鬼舞辻の空気が変わった。
それにしても鬼舞辻は案外弱いのか?
さっきよりも衰えている気がする。
だって身体中の傷が浮かび上がっているから。
「Aさん!あの傷は縁壱さんがつけたものです!」
「炭治郎…!縁壱?誰だよ?よくわかんないけど…」
鬼舞辻にこんな傷入れるなんて凄いな。
「鬼舞辻が弱ってる証拠です!お願いします!
夜明けまで追い込んでください!!!」
「夜明ケマデアト40分!!」
「ちっ!」
逃げようとする鬼舞辻を追い込む。
「 雪の呼吸 肆ノ霜 舞踏・豪雪の刃 」
ザシュッ!!
触手を斬り落とす。
炭治郎や甘露寺、伊黒、悲鳴嶼、不死川、善逸、伊之助らも出せる限りの力で呼吸で攻撃した。
「がはっ!」
鬼舞辻を壁に追い込むとやっと吐血した。
炭治郎は日輪刀で鬼舞辻を突いている。この状態でいけばあとは日が昇るのを待ってもいい。
でもみんな最後まで力を出した。
「A!!
また鬼にしてやる!貴様には素質があるぞ!
今度こそはその記憶を完全に消してやろう!!」
残っていた触手を俺の傷が深い脇腹にグサッと刺す。
「がっ!!」
「朝日だ!!」
誰かが叫ぶと、鬼舞辻は最後の力を振り絞って周りの物や柱らを吹き飛ばした。
しかし炭治郎は左腕がちぎれても刃を刺したまま離さなかった。
「ごぽっ」
俺は口から血を吐きながらも炭治郎の身体を支えていた。冨岡は炭治郎と共に日輪刀を握った。
すると鬼舞辻は膨れ上がり、巨大な赤ん坊になると叫び出す。その時炭治郎は鬼舞辻の体に挟まれてしまった。
「日陰に入らせるな!!落とせ!!」
輝利哉様の声に鬼殺隊一同立ち上がり、物を落として日陰を作らせないようにした。
「 風の呼吸 玖ノ型 韋駄天台風 」
「 水の呼吸 拾ノ型 生生流転 」
「 蛇の呼吸 肆ノ型 頸蛇双生 」
鬼舞辻を切り刻むもまだ動き、地面に潜り込もうとしていた。
「悲鳴嶼!そのまま動くな!」
「一宮…!」
「 全集中・雪の呼吸 奥義 終雪・霜ノ宮白蓮 」
鬼舞辻は死を怖がるように泣き叫んだ。
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと!次回6話程で完結しますので是非見てください!! (2021年3月11日 0時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ? (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね!嬉しい……(泣)見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー! (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年2月19日 21時