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報告会 ページ23

そして本当に手伝わされた。

凄く面倒くさくてだるかった。

俺のせいで仕事増やしたから文句言えないけど。


「終わったぁ…!」


やっと息を吐きだせたよ。

ここ、医務室の隣の部屋は俺以外誰もいない。


「……」


しのぶ、本当は俺なんかに話しかけたくないだろうに。

よく突っかかってこれるよな。
しのぶが1番俺を嫌うと思ってたんだけど。


「はぁ」


意味わからない人だ。


「終わりましたか?」

「!あ、ああ。終わった」

「ご苦労様です。珈琲飲みますか?」

「遠慮する。もうすぐ出かけるから」


「……明日も来てくださいね」


「?」

「約束ですよ」


地獄の約束だな。


「はいはい。じゃあな」


最近のしのぶは何を考えてるのか分からない。


そして俺は任務に向かった。

任務を終えて腹を満たして蝶屋敷に向かう途中、鬼舞辻に遭遇した。


「報告せよ」


「上弦が出たからって、柱は稽古をしてる。

あと鬼を喰って一時的に能力を得られる特異個体が1人」


しのぶのことは、言わないでおこう。


「そのしのぶとやらがどうかしたのか?」

「!?」

「貴様の考えなどお見通しだ。言え」

「……藤の花の毒を使うんだよ」


一通り話すと鬼舞辻はお気に召したように消え去った。

そして俺は蝶屋敷に行き、部屋に戻ってベッドにダイブする。


「はぁ」


危なかった。
彼女の身体のことを言ったらお終いだ。

鬼舞辻は鬼の心が読めることがわかった。
つまりあいつが鬼を操ってるってことだろ。

てことは鬼舞辻を殺っちまえば鬼は全滅するんじゃないか?


「俺、冴えてるわ」


ははっと小さく笑った。


次の日、俺は日が昇る前に産屋敷邸に行きお館様にそのことを報告した。

でもお館様はとっくのとうにそのことを知っていたのだ。


「お館様とあいつの関係性を教えてください」


「……そうだね。Aには話しておこうか」


お館様は一息おくとゆっくり目を開けた。


「鬼舞辻は、私の祖先なんだ」


それから昔について話し始めた。
日が昇る直前には話は終わっていて、俺は産屋敷邸を出ていた。


「祖先ね」


似てないな。
てのはどうでもいいんだけど。


「雪柱、一宮A様」


後ろをむくと、いつもお館様にくっついている女の子2人(にちか、ひなき)がいた。

2人並んでニコニコしながら俺を見ている。


「な、なんですか?」



「私たちが個人的に、お話したいことがあります」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 胡蝶しのぶ , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと!次回6話程で完結しますので是非見てください!! (2021年3月11日 0時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ? (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね!嬉しい……(泣)見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー! (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年2月19日 21時

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