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鬼の責任者 ページ11

「1週間、Aは本部の離れに住んでいた」


「危険でしょう!鬼なんですよ!?もし襲われたりでもしたら…!」


「襲わなかったよ。

今回の那田蜘蛛山でも隊士を襲うことなく任務に励んだ。

三体鬼滅した。実際は二体だけど」


「!」


「だからAを鬼殺隊に残す。

Aが人を襲ったら、私が責任を取って切腹するよ。

これでいいかな?」


「待ってください!どうしてお館様が庇うんですか!」

「反対だ!責任を取る必要は無いと考える!」


スッと甘露寺が手を挙げた。


「あの、私は殺さない派です……。Aさんは酷い人ではないですし、お館様の判断なら信用できます」




「私が責任を取ります」


しのぶが立ち上がった。




「彼が人を襲ったら

私が彼を殺し、私が切腹しましょう」




「!!」

「お願いします、お館様」


「……わかった。ありがとう」


「いいえ」


「っ」


まさかあの極度の鬼嫌いなしのぶがそんなことを言うとは思わなかった。

俺を殺すならまだしも自分も死ぬだって?

そんな馬鹿な話、あるのかよ。



「それと本部にいてはお館様が襲われたら困ります。

蝶屋敷でお預かりしても宜しいですか?」



「!!」



お館様は承知して、俺は蝶屋敷の人間になった。

くれぐれも襲わないようにしないと。

極力人間を避けよう。



そしてAは蝶屋敷に運ばれた。




·




「この部屋か」


蝶屋敷から結構離れた場所だ。


マントを脱いで椅子にかけ、ベッドに寝転がった。

すこし寝ようと目を閉じたら本当に寝てしまった。


「すぅ……」





·





Aさん、Aさん



目を覚まして下さい




殺してしまいますよ?





·





ハッ!

勢いよく目を開けると、天井があった。



「寝てたのか」



ここのところぐっすり眠れやしない。

今は何時だろう。日照を見ると夕方前かな。



「任務に行かないと…」



腹減った。



コンコン


「雪柱様」


神崎アオイの声だ。

ここからでもおびえているのがわかる。


「はい」


ご夕飯、どうなされますか?


「これから任務だからいらないよ。ありがとう」

「い、いえ」



人に怖がられるって、怖いな。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 胡蝶しのぶ , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと!次回6話程で完結しますので是非見てください!! (2021年3月11日 0時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ? (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね!嬉しい……(泣)見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー! (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年2月19日 21時

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