女はおっかな ページ6
「俺は別行動だ」
話を聞くと潜入捜査をしていた女3人は宇随の嫁らしい。
「嫌な予感しかしないんだよ。じゃあな」
「おい!んだよ、本当昔から連れねぇな」
グイッ
「?」
きよという蝶屋敷に住む女の子が俺の羽織を引っ張った。
「なに?」
「あの、ちょっといいですか?」
連れられて蝶屋敷に入る。
誰もいない場所に連れていかれた。
「炭治郎さんの熱が下がらないんです。
三十八度で、それでもしのぶ様には報告するなと。
私なんかじゃどうしたらいいかわかりません。
Aさんなら薬の種類がわかるかなって」
「…症状は」
「毎日高熱です。フラフラする程度で吐き気は特に」
「薬は俺が取るからもうほっとけ」
「ありがとうございます!」
過保護だな。
さてと、医務室に行くか。
医務室___
しのぶは今外出中らしい。
その間にこっそり。
「おっ、これいいじゃん」
·
夜 遊郭花街
「鬼の匂いがする…」
この遊郭からだ。
「ねぇ、入っていきんせん?」
「……失礼しようかな」
潜入捜査ってこんな感じなんだなぁ。
·
部屋に入ると女はいきなり脱ぎ始めた。
あ、これそういう雰囲気ね。
「あら、脱がないんでありんすか?」
「前戯は大切でしょう」
視界が狭まるから女に軽く服を着せた。
「手馴れているのね」
「貴方が初めてです」
「嘘ばっか」
本当です。
「優しくしてくんなまし」
「どうかな、できないかも」
彼女の耳にフッと息を吐くとビクッとした。
そして服を肩までゆっくり脱がしていると、視線を感じた。
横を見ると、襖から誰かが俺たちを覗き見ている。
「〜〜!!!???」
善逸だ。
”潜入捜査だから邪魔しないでほしい”
という意味合いをこめて、俺は舌をベッと出した。
お、めっちゃ燃えてる。
俺も頑張らなきゃとか思ってんのかな。
「最近ここらで噂がたってるんです」
「といわすと?」
「女将の転落死。不自然だなって」
女の脈拍が変わった。
「怪しい人がいますから気をつけてください」
「ありがとうございんす」
ドガァァァ!!
「!?」
「善子ちゃんが蕨姫花魁にビンタされたって」
「すごい音したけど、本当にビンタなの?」
ビンタだけでこんな?
「ちょっと見てきます」
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ゆう(プロフ) - hutoさん» ほんとだ!!今急いで直しました!!見てくれてありがとうございます!気をつけますね! (2021年2月4日 2時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - いつも面白いお話ありがとうございます!気になったのですが、あなたの笑顔のお話の最後上弦の参となっていたとですが、上弦の弐ではないのですか? (2021年2月4日 1時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん» 鬼滅の刃はしのぶ最推しですっ。かわいいですよね!桐生も報われてほしいんですけどどうなることやら…。ありがとうございます!頑張ります!コメントも励みになります^^* (2021年1月25日 10時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - ゆうさん» お返事、ありがとうございます!しのぶさん、愛らしくて可愛いですね。桐生君は少し可愛そうな存在ですね...。頑張ってください!これからも応援しております! (2021年1月24日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん、初めまして!見てくれてありがとうございます!!そう言っていただけるととても嬉しいです!幸せ願うばかりです。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年1月17日 0時