ついに今夜… ページ44
「最後。これを受け止められたら合格だ」
「っ」
「ヒュゥゥゥゥッ!
全集中 氷の呼吸 弐ノ型 八相・氷結 」
ダンッッッ!!!!
「っ!!」
·
蝶屋敷
「カナヲはどうしたんですか?」
「間宮さんのところに住み込みで稽古だそうです」
「住み込み…」
「真剣な目つきを初めて見たので、止められませんでした」
「きっと大丈夫ですよ」
·
「はぁ!はぁ!」
カナヲは道場で倒れていた。
「耐性ちゃんとついたな。もう十分だ、合格」
カナヲは目がいい。
1日で耐性がつくなんて思わなかったけど、
これは柱に匹敵するほどの力だな。
「風呂はいろ」
その後は風呂に入って2人でご飯を食べたりして過ごした。
そして就寝の時、廊下に腰掛けて空を見ながらカナヲと話した。
「俺から離れるなよ?」
「はい」
「そろそろ鬼舞辻は来ると思う」
「…師範には一言も声をかけずにここに来たんです」
「勇気あるんだな」
「ここに来るとは言えません」
「…」
「月が綺麗」
「明日は満月かな」
……この闘いで俺は死ぬのかな。
「私は部屋に戻ります」
「うん。また明日」
俺はもう少しここにいよう。
風が気持ちいい。
「___?」
なんだろう、この気配は。
そこの茂みからだ。
手を入れて潰す。
ブチッ!!
「!?鬼…!」
監視されていたのか?
急いで伝えないと。
門を出ると不死川に出会った。
「不死川!!」
「?間宮じゃねぇか」
「鬼が監視に来てる。明日くらいにはここに鬼が現れそうだ」
「なんだって?」
「小さいから見にくいだろうけど柱なら気づく」
「悲鳴嶼さんに連絡する」
次の日にはすぐに連絡が渡った。
お館様の耳にも届いている。
「何かあったんですか?」
「カナヲ。今夜鬼が出るかもしれない」
·
「アオイ。日没後、私はここを出ます」
「しのぶ様。絶対に帰ってきてくださいね」
「…もう、そんな顔しないの」
「っ、はい」
しのぶは自分の部屋に行く。
「……姉さん、カナエ姉さん」
仏壇の前に座っていた。
「いってきます」
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ゆう(プロフ) - hutoさん» ほんとだ!!今急いで直しました!!見てくれてありがとうございます!気をつけますね! (2021年2月4日 2時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - いつも面白いお話ありがとうございます!気になったのですが、あなたの笑顔のお話の最後上弦の参となっていたとですが、上弦の弐ではないのですか? (2021年2月4日 1時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん» 鬼滅の刃はしのぶ最推しですっ。かわいいですよね!桐生も報われてほしいんですけどどうなることやら…。ありがとうございます!頑張ります!コメントも励みになります^^* (2021年1月25日 10時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - ゆうさん» お返事、ありがとうございます!しのぶさん、愛らしくて可愛いですね。桐生君は少し可愛そうな存在ですね...。頑張ってください!これからも応援しております! (2021年1月24日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん、初めまして!見てくれてありがとうございます!!そう言っていただけるととても嬉しいです!幸せ願うばかりです。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年1月17日 0時