久々の氷屋敷 ページ22
次の日 朝
「ん〜」
庭で手伸びをする。
あのあとすぐしのぶは寝に入ったんだ。
だから俺も隣の部屋に戻り寝た。
それで終わり。
「お世話になりました」
「もういいの?」
「はい。この薬、貰ってもよろしいですか?」
「いいよ。俺には必要ないから」
後藤さんに感謝しないとな。
「……昨日のことなんですけど」
昨日のことって、あれかな。
「キスのこと?」
「!」///
しのぶは顔を真っ赤にして俯く。
Aもそれを見て少し恥ずかしくなった。
「こほんっ!
薬のせいであって私の意思ではないので。
勘違いしないでくださいね」
「俺に甘えたいってやつ?」
「薬のせいですから!」
「はいはい、わかりましたよ」
「ではさようなら」
彼女が門扉に手をかけたとき、俺は声を出していた。
「俺の言ったことは本当だから…!」
【それ、俺以外の男に言ったら許さないから】
「なんのことですか?」
しのぶはすぐ門扉を開けて行ってしまった。
「…まさか忘れてる?」
えええ、まじで?
·
しのぶは門扉を閉めたあと小さい声で呟いた。
「貴方以外に言いませんよ…」////
·
·
蝶屋敷
「しのぶさん!!」
庭の方に真司君がいた。
「昨晩はどこにいたんですか!
人攫いかと思って心配したんですよ!?
まさかあの間宮Aに……」
「体調が優れなかったので病院に行っていました。
蝶屋敷の薬ではどうにもならないので」
「あっ、そうだったんですか。
俺に言ってくれれば…」
しのぶは人差し指を自分の口に当てる。
「あまりからかわないでくださいね」
「!」
「今日は任務でしょう?支度なさい」
しのぶは玄関から中に入っていく。
「ばれてたかぁ」
·
氷屋敷
「一日だけど世話になったよ」
屋敷に向かって言うと門扉から出る。
「カァ!カァ!」
歩き始めると烏が俺の周りを飛んだ。
それから2週間は観光をしていた。
鬼が現れてもいいように日輪刀を持っていたけど
特に現れなかったためゆっくり過ごしていた。
そして1ヶ月が経過すると、烏から報告が来た。
「竈門炭治郎及ビ我妻善逸、嘴平伊之助。
両3名ガ回復!目ヲ覚マシマシタ!!」
俺は急いで蝶屋敷に向かった。
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ゆう(プロフ) - hutoさん» ほんとだ!!今急いで直しました!!見てくれてありがとうございます!気をつけますね! (2021年2月4日 2時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - いつも面白いお話ありがとうございます!気になったのですが、あなたの笑顔のお話の最後上弦の参となっていたとですが、上弦の弐ではないのですか? (2021年2月4日 1時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん» 鬼滅の刃はしのぶ最推しですっ。かわいいですよね!桐生も報われてほしいんですけどどうなることやら…。ありがとうございます!頑張ります!コメントも励みになります^^* (2021年1月25日 10時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - ゆうさん» お返事、ありがとうございます!しのぶさん、愛らしくて可愛いですね。桐生君は少し可愛そうな存在ですね...。頑張ってください!これからも応援しております! (2021年1月24日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん、初めまして!見てくれてありがとうございます!!そう言っていただけるととても嬉しいです!幸せ願うばかりです。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年1月17日 0時