違和感の有無 ページ19
「!」
俺は直ぐに手を引っ込めた。
「まきをさん!あれが俗にいう顎クイですよね!?」
「だから静かにしなさいって!」
「ごめんね。変な意味は無いんだ」
「わかってます」//
どうすれば笑えるのか気になってつい触れてしまった。
「帰りますよ、まだ完治してないんですから」
「直に治る」
「ご自分の身体の状態くらい…」
「左肩の骨折だろ。右肩あるから生きていける」
「ふざけないでくださ……」
グラッ
「!」
ギュッ!
フラッと倒れそうになったしのぶを前から抱く。
「どうした?」
「……なんでもないです」//
「顔赤いよ」
「大丈夫です」
「まさか今朝飲んだ?」
藤の花の毒
「昨晩なので副作用ではありません。
とりあえず蝶屋敷に来るように」
Aを押しのけて産屋敷邸から歩き去る。
「Aさん」
「はい?」
雛鶴さんは別の話をした。
「上弦の陸と戦闘時、Aさんの頬に白い痣が出現していました」
【氷の世界・華】
違和感はあったけど痣だったのか。
「呼吸の1つなのですか?」
「俺にも分かりません」
「そうですか。気になったもので」
「俺も気になるからわかったら伝えます」
「ありがとうございます」
俺はしのぶの後をつけようとした。
すると、まきをさんが驚くことを言った。
「胡蝶さん、体調からして熱があります。
ただの熱ではなく、惚れ薬によるものかも」
「でも!あの柱の子がそんな手に引っかかると思います?
水溶性でも匂いで気づきますって!!」
「香水」
雛鶴さんが思いついたように口に出す。
「香水で誰かが嗅がせたのかもしれません」
ダッ!!
俺は走ってしのぶを追いかけた。
「青春ですね〜!」
「お似合いよねー、あの二人」
「……大きい背中」
あいつだ。桐生だ。
角を曲がったところでしのぶの後ろ姿が見えた。
桐生と2人で話し歩いていたが構わず近づいた。
グイッ!!
しのぶの腕を引く。
「!?」
「しのぶ」
「!」//
「お前…!しのぶさんに触るな!!」
ガッ!
肩を壁に押さえつけられる。
「ぐぁあ!」
「やめてください。肩を骨折しています」
「!はい」
桐生は手を離すと、しのぶの前に立つ。
あいつは強い香水を纏っていた。
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ゆう(プロフ) - hutoさん» ほんとだ!!今急いで直しました!!見てくれてありがとうございます!気をつけますね! (2021年2月4日 2時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - いつも面白いお話ありがとうございます!気になったのですが、あなたの笑顔のお話の最後上弦の参となっていたとですが、上弦の弐ではないのですか? (2021年2月4日 1時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん» 鬼滅の刃はしのぶ最推しですっ。かわいいですよね!桐生も報われてほしいんですけどどうなることやら…。ありがとうございます!頑張ります!コメントも励みになります^^* (2021年1月25日 10時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
小桜 - ゆうさん» お返事、ありがとうございます!しのぶさん、愛らしくて可愛いですね。桐生君は少し可愛そうな存在ですね...。頑張ってください!これからも応援しております! (2021年1月24日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 小桜さん、初めまして!見てくれてありがとうございます!!そう言っていただけるととても嬉しいです!幸せ願うばかりです。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年1月17日 0時