10話 ページ10
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『じゃ、夕方まで寝てくる』
や「え、寝んの」
『寝てないもん』
や「なら俺も…」
『着替えてるしセットしてるじゃん
崩れるの勿体ないからだめだよ』
少しむすっとしたやまとを置いて
寝室に向かう 。
ベッドに横たわるとやまとの匂いがして
すぐに眠たくなってきた 。
『ねむ…』
ピピピッ…
設定していた時間にアラームが鳴って
目を開けると何故か体が重たい 、
『えっ、』
横を見るとやまとの顔 、
何故か腕枕までされていてしっかり抱き締められてる
なんでこんなことするんだろう
私がやまとのこと好きだって知ってるから?
妹としてしかみてないから?
なにそれ 、タチ悪すぎる
や「んー…」
『やまと起きて』
や「A…」
『…っ』
夢でも私と会ってるの ?
なんで寝てるはずなのに名前を呼ぶの?
やまとの腕から無理矢理抜け出して
洗面所に向かった 。
何故か涙が溢れてきて止まらなかった 。
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作者名:永遠 | 作成日時:2021年4月8日 2時