ビターチョコレート【TADAYOSHI.O】

☆13 ページ14

有紀｢で、誰なの？｣








ビールの入ったコンビニの袋を置いて第一声だ









A｢ごめん、あまりにも急すぎて混乱してて、




有紀にはちゃんと伝えないとね…








実は…｣









有紀｢えぇーーーー！！






大倉部長！？｣









A｢そうなの…




どうしよ…｣








有紀｢どうやってそんな展開になったの？｣







私は全て有紀に話した




すばると別れる時プロポーズされたこと、それが本気だったこと









有紀｢Aは、どう思ってるの？｣









A｢どうって、部長といると緊張するし、



色んな光景思い出すだけでドキドキする、




嫌いではないけど、苦手っていうか…





すばるの時とは全然違う感情｣









有紀｢それは少なくとも部長を意識してるってことじゃないの？






本当に苦手なら思い出さないし、ドキドキなんてなおさらしないはず




すばるくんとは？ドキドキした？｣









A｢すばるか…大学のサークルの延長だからそんなにかな？｣









有紀｢はぁ、すばるくん好かれてないね〜｣









A｢好きだったよー




5年だよ？中3が20歳になるんだよ？｣









有紀｢恋は、期間じゃないの｣







A｢恋は難しいね…｣









有紀｢部長上がって行かなかったの？｣








A｢いや、上がったよ？｣








有紀｢まぁこの部屋じゃなんもやる気なくなるよね〜





元彼大好きですオーラ出てるもん｣









A｢それ、部長にも言われた




明日にでも処分するよ｣







有紀｢あたしも手伝うよ、



A、貧乏性だから捨てに捨てられないことあるでしょ？



その時はあたしが徹底的に捨てるから｣







A｢恐ろしい…けど頼もしい｣









有紀｢Aには、幸せ掴んでもらいたいから｣








A｢ありがとう｣

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