運命 (ページ5)

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臣side

あいつをソファーにそっとおろし、傷口にタオルを当てる。俺が服を脱がせていいのかわからなかったが、あいつのブラウスをたくしあげて直接消毒を含ませたガーゼで押さえる。一時間ぐらいずっと押さえていた。
血が止まりはじめ、包帯でガーゼを固定する。

なんとか。大丈夫か。よかった。

仁夏side

外の光が眩しくて目を覚ました。
ここはどこだろう、見覚えのない部屋、ベッド。このTシャツ、。
時間は？仕事は？
勢いよく起き上がろうとして脇腹に激痛がはしる。

臣「あ。起きた。誠さんに聞いたらあんた今日は休みの日だって。」

え、だれ？え？！登坂広臣！！？
なんで、？？何があったの？思いだせ思いだせ。

思い出した。刺されたんだ。

登坂さんが私のそばに来てベッドに腰かける。髪もなにもセットしてなくて美しい顔ばかりが目立つ。

臣「ごめん、勝手に脱がせた。傷見せて、。」

登坂さんの指が私の脇腹に触れる。ドキッとする。

臣「たぶん、大丈夫。病院いかなくていいの。？」

仁夏「大丈夫、、です。ありがとう、、、、ございました。」

臣「家族とか心配してる？」

仁夏「１人なので大丈夫です。」

臣「あのさ、きのー。あんなこといってわるかった。あんたにひどいこといった。まじで、撤回。あー、でも軽い女じゃねーって認めたわけじゃねーから(笑」

仁夏「え、」

登坂さんがわらった。なんかよかった。？のかな(笑

臣「そーいえばさ、、、、」

仁夏「仁夏でいいです。」

臣「おけ(笑。臣でいい。なんであんなに喧嘩強いの？」

仁夏「ゼロレンジコンバット。確かハイローで臣さんとか岩田さんのやってらっしゃる技です。凶器とか相手に、するんですけど。あとはパルクールですね。」

臣「すごっ、」

仁夏「///いや、そんなことないです。臣さんいなかったら今ここにいませんから。」

臣「今、服洗濯してるから。」

仁夏「ありがとうございます。」

ほんとに、臣さんのおかげで助かった。
臣さんとちょっと近づけた気がした。