運命 (ページ19)

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臣side

仁夏「松利と颯兄！！」

仁夏が走ってく。

二人の男女が仁夏に抱きつく。
兄夫婦なんだろうか。

男の方が俺に気づく。

仁夏side

颯兄が臣さんに気づく。

松利と颯兄に気をとられて臣さんのこと忘れてた。

松利「え、彼氏！！！」

仁夏「//い、いやいや。」

松利「え、ちょちょ。颯さん。この人超イケメン！」

そりゃ、登坂広臣ですから、(笑

松利「え、この人って、」

仁夏「いいから！車で説明するから！」

急いで臣さんを車にのせる。

車にのって臣さんがサングラスをはずす。

松利・颯「えーーー！！登坂広臣！！」

臣「すいません。急に、」

颯「仁夏！こんなイケメンな彼氏くるなら、早く言えよー！」

仁夏「だから！」

松利「ママに電話！電話！」

ｸｸｯと臣さん笑ってる、
否定する暇もないまま、勝手に話が進んでく、。

家につく、

仁夏「ただいまー。」

臣「お邪魔します。」

母「やだー！なになに。めっちゃイケメン！」

母が飛び出してくる。

父「やっと彼氏つれてきたか！」

パパが出てくる。

仁夏「ぱぱ！？がんは？入院中じゃないの？！」

父「最近はすごいなー、一週間で退院だ」

心配したのに。まあよかったのか。

母「はいってはいってー」

さすが、てんしょんが高い両親。

ふちガレージの方を見ると、有紀？

待って。私はガレージに駆け出した。

松利「仁夏？！どうしたの？」

仁夏「ちょっと。すぐもどんね！松利、先いってて。臣さんも先いっててください。」

臣「お、おう」

松利「ちょっと！」

ガレージにはいる。

仁夏「有紀？」

有紀がいる。透けてる？

仁夏「、、あいたかった。」

涙が溢れてくる。

有紀「まーた。ないてんじゃん。」

仁夏「だってえ。生きてるの？生きてるんだよね。」

有紀は私のほしい答えをしてくれなかった。

有紀「死んでるよ。」

有紀「仁夏。前向くって約束して。仁夏、さっきの人絶対仁夏のことまもってくれる。あの人の目付きの悪さは俺と一緒だな(笑)違う人でも仁夏は幸せになれるよ。だから、前向いて。純も俺も安心できるから、」

仁夏「ｸﾞｽ、、有紀。わかった。だからもう大丈夫よ。」

仁夏「だから、見守ってて。ｸﾞｽ、」

有紀「ああ。」

有紀がどんどん薄くなってく。
お願いいかないで、

有紀が近づいてくる。
私は目を閉じた。
有紀と唇がふれあった気がして、
目を開けたけど、そこには頬の濡れている私しかいなかった。