検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:19,503 hit

ページ7

.

あの日から俺はAと一切関わらなくなり、高校を卒業した。

俺は美容学校に進学したが、Aはどうしたのか知らないまま3年の月日が経った。




ある日、稽古をしていると軽快な音が部屋中に響く。
俺の携帯からだと確信して稽古場を離れて電話を出ると、懐かしい声が俺の頭の中で児玉した。




「もしもし」


『…、あーちゃん?』


「……………………A?」





何年も聞いていなかった懐かしい声。
大好きだった声。




『よかったー!電話番号変わってなかった

久しぶり!』


「あ、あぁ……。」






久しぶりに声を聞くと、なんだかむず痒くなる。
同時に気まずさも出てきて、上手く言葉が出てこなかった。




『元気にしてる?』


「あぁ。そっちは?」


『お陰様で、ちょー元気!』




電話越しでもAは元気に笑っていた。
あの時の事なんかすっかり忘れているようだった。

俺は、胸がじんわり熱くなって泣きそうになっていた。





「ていうか、なんで電話かけてきたんだよ?」




『あ!そうそう言うの忘れてた。
ご報告があってね。





私結婚することになったの。』

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:A3! , 泉田莇
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蒸田。(むしだ)(プロフ) - みづきちさん» コメントありがとうございます! (2019年5月3日 1時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
みづきち(プロフ) - 泣いた、、、 (2019年5月1日 8時) (レス) id: 7d65f01594 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒸田。(むしだ) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月29日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。