番外編 ページ37
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｢あー…あ゛つ゛い゛｣
7月真っ只中。
私は蒸し蒸しとする談話室に1人、夏の暑さで溶けていた。
左京さんが節電だ とかいうから、本当に馬鹿みたいに暑い。
カズと万里くんは授業だし。
午前授業だけだった私は暇をこじらせている。
『本日の最高気温は35℃です。熱中症に気をつけてください。予防対策は_____』
｢…35℃とか私の平熱じゃん｣
テレビの中の声に耳を傾けながら、ぼーっとしていると談話室の扉が開く音が聞こえた。
目を向けると、少し汗をかいた紬さんがいた。
｢あ、おかえりなさい紬さん｣
｢ただいま〜…はぁー、今日は暑いね｣
｢さっきテレビで最高気温が35℃だって言ってました｣
｢Aちゃんの平熱だね｣
｢私も同じこと思ってました｣
私がそういうと、紬さんは｢なんだか嬉しいね｣と言ってふわりと笑った。
｢そうだ、さっきコンビニでアイスを買ってきたんだ。Aちゃんも一緒に食べない？｣
｢えっ！いいんですか！｣
｢うん。溶けないうちに食べちゃおう｣
｢ありがとうございます…！｣
紬さんからアイスを貰って封を開ける。
私はシャリっと音を立ててアイスを口に含めた。
大好きなソーダ味が広がる。
後から中にあるバニラアイスが追ってきて、さらに甘い。
んー、美味しい。
｢ふふ、Aちゃんは本当に幸せそうに食べるね。｣
｢夏にアイスは付き物ですよ！｣
｢そうだね。…あ、Aちゃんアイスついてるよ｣
｢えっ、どこですか______｣
そんなことを気にしていると、唇に冷たい唇の感覚。
目の前には紬さん。
_________キス。
｢〜〜〜っ？！｣
｢あはは、ごめん。したくて嘘ついちゃった。｣
｢ひ、卑怯ですよ紬さん…｣
｢…ねぇ、もう1回。いいかな？｣
｢………は、い。｣
アイスが滴るくらい、今の私たちはとてもあつい。
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蒸田。（むしだ）(プロフ) - 月夜弥さん» コメントありがとうございます！！ぜひ引き取ってあげてくださいw (2018年6月9日 19時) (
レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
月夜弥(プロフ) - 三好君！私で良ければ付き合うy((( (2018年6月9日 16時) (レス) id: 2435ed909b (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 架月*さん» コメントありがとうございます！！スランプですっごい更新サボってしまいましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました！！ (2018年5月12日 7時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
架月*(プロフ) - めちゃめちゃ良かったです！ほんとに良かったです！それしか言えないくらい良かったです！笑 (2018年5月11日 23時) (レス) id: 1c4cf70764 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - なつめさん» コメントありがとうございます！！面白いと言っていただけて光栄です！更新頑張ります！ (2018年3月13日 16時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
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