53 ページ22
顕嵐｢Aっ！｣
急に大声で名前を呼ばれかと思いきや、顕嵐だった。
『顕嵐！』
『どこ行ってたの？！』
急に私を置いて、どっか行っちゃった顕嵐。
顕嵐｢どこいってたって、、親父のとこ行ってくるから座ってろって言っただろ？｣
『座ってるし！ってか聞いてない！』
顕嵐｢Aがボケッとしてるからだろ｣
そうだった、私あまりに病院が大きすぎてびっくりして固まってたんだ、、
1人で納得してると
顕嵐｢早く行くぞ。乗れ｣
背中差し出してくれる顕嵐。
『いいよ！別に…』
顕嵐｢いいから！｣
渋々、顕嵐の背中に乗る。
平野｢なんで…？｣
『ん？』
平野｢俺は約束守ったやん！なのになんでっ！｣
平野が急に大声をあげた。
病院に響きわたる平野の声とびっくりする私と未央奈ちゃん。
冷静な顕嵐。
顕嵐｢ない言ってんの？｣
こっちからは顕嵐の表情は見えないけど、平野は怒ってるのに、泣きそうな顔をしてる。
なのに、顕嵐は歩き始めた。
少し行ってから、顕嵐に何があったのか訪ねてみると、
“関係ない”と言われてしまった。
それから、先生に足を見てもらうと、少し、骨がずれてしまったみたいで、しばらくは、松葉杖生活がはじまると言われた。
それから、2度と走らないようにと。
なんども。
そんなに言われると、悲しくなる。
走ることが嫌いなわけじゃない。
むしろ、好きだ。
でも、2度と走れないなんて、、、
全部、廉のせいなんだ、、、
廉となんか、付き合わなきゃ、よかったんだ。
なのに今頃、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2184人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KEI77(プロフ) - すごくいい話です！別視点での更新楽しみにしてます！ (2017年4月6日 19時) (
レス) id: 707b19d6c2 (このIDを非表示/違反報告)
芽花椰菜(ブロッコリー)(プロフ) - ありがとうございます！ (2017年4月6日 14時) (レス) id: 22674dda3f (このIDを非表示/違反報告)
白米love - すっごく面白いです!!更新楽しみにしてます！ (2017年4月6日 0時) (レス) id: fe28ed6550 (このIDを非表示/違反報告)
芽花椰菜(ブロッコリー)(プロフ) - メロンパンさん» ありがとうございます！もうすぐ、完結する予定なので、それまで頑張ります！ (2017年4月5日 21時) (レス) id: 22674dda3f (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年4月5日 18時) (レス) id: 5e47ba04ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：芽花椰菜(ブロッコリー) | 作成日時：2017年3月27日 2時
