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A「…？」
謝らないと
まだ、謝ってないから
「…さっきは、すみません、でした。」
振り絞った声でそう言うと
少し驚いた顔をして、それから、笑った
［ちょっと、話してもいい？］
そう書いてから、僕の隣にまた座った
［こちらこそごめんね、私の耳が聞こえないせいで］
…それは違う
さっきからずっと思っていたが、
彼女が謝るのは違うと思う
好きで耳が聞こえない訳じゃないのに
悪いこと何もしていないのに
それなのに、ハンデがあるだけで彼女が謝らなければならないのはおかしい。
けれど、それを口に出せない僕は本当になんなんだろう。
僕は声がでるんだ。
声が出るのに、なんでこんなに卑怯なんだろう。
声が出ない彼女より声が出る僕の方が圧倒的に劣ってる。
［私ね、なんでマネージャーなんてやってるんだ？ってよく言われるの］
「…え」
［耳聞こえないし、しゃべれないからそう言われちゃうのはしょうがないかなって思うけど］
［それでも、京治やみんなが助けてくれてるおかげでやって行けてるの］
そうだ、さっき赤葦さんは「…わかった、さきに、いってるね？」
と文節にきって、ゆっくり話していた
手話も使っていた
昼も、どれくらいの量かを聞かなければいけない仕事は他のマネージャーがやっていて彼女はよそうだけの味噌汁を担当していた
彼女は梟谷に支えられているから、彼女は梟谷を努力して支えているんだ。
「赤葦さんは、手話が使えるんですね」
［うん、双子だからもう１７年目の付き合いだしね(笑)］
赤葦さんは彼女を守っているんだ
と、さっきの雰囲気でわかった
［他にも、梟谷のみんなは使えるんだよ！あとは黒尾さんとか、最近はリエーフも練習してくれてるんだ！］
「…そうなんですか」
［だからね、たくさんの人に支えてもらってるからこそ私はできる限りのことはなんでもしようって思ってる。選手のサポートなんかは完璧にやろうって決めてるんだ。］
笑う彼女はとても綺麗で
こんなにすごいと思った女子は初めてだった
「だから、僕の怪我、気づいたんですね」
｛ニコッ｝
＿＿＿＿今日の僕はどうかしてる
こんなに人に干渉するのも初めてだった
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ウピル - 耳だけじゃないんですか？声も…。 (2016年6月24日 21時) (
レス) id: 10857b2451 (このIDを非表示/違反報告)
はるひょ(プロフ) - 色城さん» コメントありがとうございます！実は前にもご指摘頂いたのですが、実は貴方は声であってるんです。勘違いさせてしまってすみません^^;わざわざありがとうございました！ (2016年6月7日 14時) (レス) id: cc1b229926 (このIDを非表示/違反報告)
色城(プロフ) - タイトルが気になったのでコメント失礼します。貴方の声と言うタイトルにしたいならyour voice が正解です。you're voice だと 貴方は声と言う意味になると思います。 (2016年6月7日 12時) (レス) id: eb327b469a (このIDを非表示/違反報告)
簡単パズル - 続きを楽しみにしています！この作品、とても素敵です！ (2016年6月6日 21時) (レス) id: 14186ff560 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - 続きを早くお願いします！！！ (2016年6月3日 7時) (レス) id: 2e3a7649d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるひょ | 作成日時：2016年5月28日 15時
