ヤンキーの妹(紫)

怖い ページ16

今日は、邪魔者を排除するからって



一人で帰ることになった




普段はね



ボーッとしてる色白と



まあアホな変態と



バシバシとゴリラちゃうか？って言うくらいしばいてくる八重歯



ギャグしかしないバカ元気なやつと




女でしょって言うくらい女で




モアイのくせしてウサギなタイ人と




熊人間なんよ。バカな７人




だけど、戦いとなれば話は違う




あんなボーッとしてる裕くんも華麗な技で投げ飛ばすしね





格好いいよ





あの章大も(笑)





すると、後ろから何かの気配を感じた





え、なに‥‥‥‥？





普通に仕事帰りの人だよね？




試しにﾀﾀﾀっと走ってみる




足音は早くなった





どうしよう、怖い






冷や汗がでて、呼吸ができなくなっていくのが分かった






そんな時に、頭に浮かぶのは





お兄ちゃんの事





お兄ちゃん、何してるの？怖いよ、助けて‥‥！





なんとかストーカーを回避して家に入った





手がガタガタと震えて、涙が止まらなくなった




｢おにぃっ‥‥‥ちゃ‥‥んっ‥‥‥たすけ‥‥てよぉ‥‥！｣




けど、その思いとは裏腹に




お兄ちゃんに迷惑をかけたくない自分がいて





矛盾していた





私の心は日に日にむしばれていった

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