⚽ ページ18
A「兄さん？」
優一が戻るとAが小さな声でそう言う
Aのそばに両親と白竜がついていた
ｺﾅ「Aお姉ちゃん大丈夫？」
コナンは事情を知らないAの両親と白竜がいるため演技をする
A「あぁ」
そう答えるAの声は弱々しい
ｺﾅ「…」
母「そういえば、あなた…新一君の所なんてどうかしら？」
急に新一というワードが出てコナンが反応した
父「そうだな」
ｺﾅ「なんのお話？」
母「Aの住む所が燃えちゃったから、新しく手配しようにも学校から近ところがなくてね…そこで、今は海外にいる新一君の家を借りれないかって話しよ」
ｺﾅ「そ、そうなんだね」
灰「それなら博士の家でもいいんじゃないの？」
母「この子が迷惑はかけれないって聞かなくてね」
A「…」
ｺﾅ「じゃあ僕が新一兄ちゃんに連絡しといてあげる」
母「あらそう？」
ｺﾅ「きっといいよって言っくれるから！」
灰「でも1人だと危ないかも」
白「なら俺が一緒に住む」
突然白竜が口を開いた
ｺﾅ「白竜お兄さん？」
母「…理由を聞いてもいいかしら？」
白「……俺は昔、剣城を傷付けたことがあります」
母「傷付けた？」
白「中学の時、ゴッドエデンで……俺はその責任を取りたい」
白竜は真剣な顔でそう言う
母「……貴方に守れるの？」
白「守れます」
母「そう……なら私達から何か言うことは無いわ、そうでしょ？」
父「あぁ、Aにこんなに思ってくれる子がいるなんてな」
白「じゃあっ」
ﾊﾟｱｯと明るい表情をした白竜の肩に手が置かれる
優「白竜君……ちょっとお話しようか？」
白「……ﾋｭｯ」
黒い笑みを浮かべた優一に白竜は部屋から引きずり出された
ｺﾅ「怖ぇ」
母「あらあら〜青春ね〜」
灰「……ま、当の本人は寝ててこの状態をどう思ってるか分からないけど」
いつの間にか寝息を立ててAはねていた
ｺﾅ「ほんと…心配させる」
灰「あら、あなたがそれを言うの？」
ｺﾅ「どういう意味だよ」
灰「さぁ？」
ｺﾅ「はぁ……っと、スマホに連絡を…よし」
コナンは新一のスマホをバレないように操作した
ｺﾅ「新一兄ちゃんから連絡来たよ、いいってさ！」
母「あら、早いわね」
この数時間後…起きた瞬間キリッとした顔の白竜と、黒いオーラを出し白竜とその前に立つ優一と対面し、全てを知ることになるAだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナナシ | 作成日時：2023年10月5日 1時
