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次の日、大事をとって安静にしろと言われたA
渋々早めに一人暮らししている家に帰った
A「…暇だ」
学校の宿題は既に終えているためやることが無い
ゲームも今はそんな気分では無い
A「はぁ」
ため息をついていると
ドンッ
家の扉になにかが当たる音がした
A「?」
誰だ?と思い覗き込むが誰もいない
不思議に思いつつ扉を開ける
A「重い」
何故か開きにくい扉を無理やり開けると、ドサリ…と音がする
A「なん…だ」
そこには先日助けた男が居た
A「おい大丈夫かアンタ!?」
?「…」
呼吸が荒い
どうしたものかと考えていると、下から騒がしい声が聞こえた
何やら誰かを追っているようだ
A「チッ」
Aは男を部屋の中へ引きずり鍵を閉めた
A「大丈夫か!?なにかいるものは」
?「……みず」
A「わかった」
男をソファに寝かせると水を取りに行く
A「飲めるか?」
男は水を受け取ると、何やら薬を飲んだ
A「とりあえず暫くはここに__」
ドンドンとドアが激しく叩かれた
男「おい、いるんだろ!?」
A「…(このままではドアを毛破られる)」
Aは立ち上がりドアチェーンをかけたまま扉を開いた
少し扉が開くと勢いよく開かれ、ドアチェーンの音が響く
A「なんのようですか!?」
男「おい、ここに長身長髪の男を匿ってんだろ!?」
A「知りません、なんなんですかあんた!?」
男「俺は見たんだ!!このアパートに逃げ込むやつを!!」
A「いい加減にしろ、警察を呼ぶぞ!!」
そう叫ぶとガチャリと音を立てて銃を突きつけられた
A「!」
男「チェーンを外せ、じゃねぇと撃つぞ」
A「…(こいつのこの目…開けた後俺をころす気だな)」
Aはチェーンに手を掛けた
チェーンが外れるのと同時に男の指に力が入る
A「知ってるかオッサン…拳銃の弾は避けられるんだよ」
パァンッと音を立てて放たれた弾がAの顔目掛けて飛ぶ
それをギリギリの所で避けると男の腹に蹴りを入れ吹き飛ばす
男「がぁっ!?」
すかさずドアを閉めチェーンと鍵をかけた
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作者名:ナナシ | 作成日時:2023年10月5日 1時