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家「起きたか?早かったな」

A「ここは」

家「高専だ」

A「…高専」

家「もう帰れると思うが、今日は激しい運動はせずによく寝ることだね」


手を見ると傷はすっかり消えていた

ふと左の視界を覆う眼帯に手を当てる


A「?」

家「君の左目はもう使い物にならなくてね……瞼の傷は跡が残らないように治して、眼球は別の物を入れてあるよ」

A「別の、物?」

家「あぁ、少し外して目を引いてみるといい」

A「………!?」


恐る恐る眼帯を取り目を開く

その途端、家入の情報が"見えた"


A「な、なん…!?」


いきなりの情報にふらつくのを支えられた


家「驚いたな……適応するとは」


ガチャッ

部屋の扉が開く


五「どう?起きた…みたいだね」

家「五条…成功みたいだぞ」

五「……本当だ、成功してるね」


Aの左目は五条のそれと同じ色をしていた


A「あ、あの…これって」

五「歴代の六眼を保管しててね、そのうちの一つを君に移植したわけ」

A「え」

五「これで君の術式ちゃんと使えるようになったはずだよ〜」

A「はあ!?」




数分後


家「落ち着いたかい?」

A「はい」

五「じゃさっき説明した通り、君は今まで通りサッカーやりながら、可能な限り呪霊を祓うこと…いいね」

A「…分かりました」

五「じゃ帰ろっか、はいこれ」

A「?」

五「ここの制服、ほらあんなボロボロで帰すわけに行かないからさ〜」


渡された制服はいつも雷門で着ているような感じの学ランに…


A「スカート!?」

五「この際だから隠すのやめよう!」

家「すまんな剣城…五条が口を滑らせてな」

A「…最悪だ」

五「ついでに化粧もってことで、同じく1年釘崎野薔薇ちゃんでーす」

釘「急に呼び出されたかと思えば…こういう事ね」

A「あ、あの」

釘「さぁ男は出てって」

五「きゃー野薔薇ってば乱暴」


五条を締め出すとAに向き直る


釘「さぁ、まずは顔を拭くわよ〜」

A「ちょ、まっ…ンブッ」


釘崎に顔を拭かれる


釘「ちょっとアンタ」

家「ほぅ…これは」

A「…っ」






白「おい、Aはまだか!!」

五「今ここは男子禁制だから待ってようね」

白「無事なんだな!?」

虎「先生この人全然話聞かないね」

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作者名:ナナシ | 作成日時:2023年10月2日 3時

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