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A「チッ…白!!!」


ドッと呪霊に体当をかまし、Aと呪霊を引き離した白

そして刀を口から出し、それをAが受け取った


輝「刀!?」

A「だいたい3級ってとこか?白…天馬達を守ってくれ」


白にそう頼むと、再び向かってきた呪霊を叩き切った


狩「すごいな」

天「…剣城、俺達も何か_」

A「下がってろ!!」

倉「ひとりでどうにかする気かよ!?」

A「呪霊は…呪いは呪いでしか祓えない!!」

天「呪霊?」

音「人の負の感情から生まれるものよ…日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超えるけど、その殆どが人間から流れ出た負の感情 "呪い"による被害だと言われているわ」

天「え」

音「さっき言った専門家は呪霊を祓う"呪術師"よ」

信「あれ、でも…じゃあなんで剣城は」

A「俺にも術式があるんだよ、まぁ全く使いもんにならなかったがな!!」


そう言いながらもどんどん現れる呪霊を切る


音「剣城君、あなたも呪術師なの?」

A「違いますよ…俺はサッカー選手になりたかったからその話は断りました…それに、この術式は役に立たない…ぐぅ!?」


呪霊の攻撃を刀で受け止める


白「剣城!!」

A「来るな!!」


ガキンッ

Aの刀が飛ぶ


A「チッ」


仕方なく呪力を込めた拳を振り上げた


A「…っ(白)」


白は天馬を守りつつこちらへ来ようとしている

しかし呪霊がそれを許さない


天「剣城!!」

A「…ぁ」


ガシッと呪霊の大きな腕に掴まれた


A「がぁ、っ」


ミシミシと手に力が込められ体が悲鳴をあげる


狩「そうだ、ボール」

神「だめだ、この位置じゃ剣城に当たる!!」

天「そんな、剣城!!」


背後から天馬達の悲鳴に近い声が上がる


A「…ぁ……ぐ(クソッ…こいつ1級か)」


その時Aの頭上に影が落ちた


A「!?」

白「剣城を離せ!!」


飛ばされたAの刀を手にした白竜が呪霊にその刀を突き刺した


呪霊「グガァァァァァァァ!!」

白「剣城!!」


白竜が手を伸ばす


A「白竜……っ!?」


視界の隅で呪霊が白竜へと腕を振り上げた


A「白竜!!!」

白「__なっ」


バッと赤が飛んだ

✔→←第1話【日常の終わり】



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作者名:ナナシ | 作成日時:2023年10月2日 3時

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