第6話 ページ7
A「なぜ……ここに」
ちらりと真昼の後ろを見ると状況を理解した
A「定例会の場所……ここかぁ」
頭を抱える
真「兄さん、その」
A「待っててね、すぐ終わらせるから」
入ってきた穴の方へと向き直り
A「オフイズユアヘッド!!」
ガシャン
その音と共に、後ろから来ていた男に首輪がかかった
A「……呪術を使い、殺しの依頼を受けていた国樹 祐平」
祐「っ」
A「呪術規定9条…非術師の保護。非術師に呪術を用いて危害を加えてはならない」
祐「そ、それがなんだってんだ」
A「貴方はそれに違反した……そして上の判断は……秘匿タヒ刑…………よって、今ここで排除する」
鍵を取り出した瞬間
真「まって、兄さん!」
A「……真昼、仕事中」
真「その人……殺すの」
A「そう定められている」
なにか言いたげにする真昼
A「……真昼、コイツの運命は今ここで僕に苦しまずに殺されるか、捕まり尋問の末殺されるか……どったかだ」
真「でも」
やり取りをしている隙を見て男が逃げる
A「……おっと」
祐「捕まって溜まるか!!」
術式を発動させる
が
祐「な、なんで」
一向に発動しない
A「それ着いてるからね」
首輪を指さす
祐「くそっ」
A「おい、そっちに行かない方が」
祐「へ」
バクンッ
先程壁に吹き飛ばした呪霊が男を食った
A「自分が利用した呪霊に食われるか……まぁふさわしい最後だな」
真「……っ」
A「あー……やっぱここにいる人は見えてしまうか…仕方ない、そこで待ってな……終わらせる」
つかつかと呪霊の前に進む
A「3……か、ならこれで十分」
服から銃を2丁取り出す
A「……」
そして容赦なく弾丸を浴びせた
しばらくそうしていると呪霊は灰のように消えていった
A「これはなかなかに使えるね……後で報告しないと」
くるりと真昼たちの方へと向き直る
A「まだ定例会は時間あるかな?」
そう問いかけた
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作者名:ナナシ | 作成日時:2023年5月28日 1時