検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:326 hit

第6話 ページ7

A「なぜ……ここに」


ちらりと真昼の後ろを見ると状況を理解した


A「定例会の場所……ここかぁ」


頭を抱える


真「兄さん、その」

A「待っててね、すぐ終わらせるから」


入ってきた穴の方へと向き直り


A「オフイズユアヘッド!!」


ガシャン

その音と共に、後ろから来ていた男に首輪がかかった


A「……呪術を使い、殺しの依頼を受けていた国樹 祐平」

祐「っ」

A「呪術規定9条…非術師の保護。非術師に呪術を用いて危害を加えてはならない」

祐「そ、それがなんだってんだ」

A「貴方はそれに違反した……そして上の判断は……秘匿タヒ刑…………よって、今ここで排除する」


鍵を取り出した瞬間


真「まって、兄さん!」

A「……真昼、仕事中」

真「その人……殺すの」

A「そう定められている」


なにか言いたげにする真昼


A「……真昼、コイツの運命は今ここで僕に苦しまずに殺されるか、捕まり尋問の末殺されるか……どったかだ」

真「でも」


やり取りをしている隙を見て男が逃げる


A「……おっと」

祐「捕まって溜まるか!!」


術式を発動させる




祐「な、なんで」


一向に発動しない


A「それ着いてるからね」


首輪を指さす


祐「くそっ」

A「おい、そっちに行かない方が」

祐「へ」


バクンッ


先程壁に吹き飛ばした呪霊が男を食った


A「自分が利用した呪霊に食われるか……まぁふさわしい最後だな」

真「……っ」

A「あー……やっぱここにいる人は見えてしまうか…仕方ない、そこで待ってな……終わらせる」


つかつかと呪霊の前に進む


A「3……か、ならこれで十分」


服から銃を2丁取り出す


A「……」


そして容赦なく弾丸を浴びせた

しばらくそうしていると呪霊は灰のように消えていった


A「これはなかなかに使えるね……後で報告しないと」


くるりと真昼たちの方へと向き直る


A「まだ定例会は時間あるかな?」


そう問いかけた

第7話→←第5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナナシ | 作成日時:2023年5月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。