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《10》 ページ11
知念side
なんで自分から恋バナしよう、
なんて言ったのか
正直よく分からない。
なんか勝手に口から出た。
でも、いざ恋バナってなると
何を話していいか分からないから
お互いだんまり。
先に口を開いたのは涼介。
山「言い出しっぺなのに何話していいか分かんないの？笑」
知「うん笑」
2人で笑いあってると涼介が
山「知念はさ、ここ最近恋とかって…してるの？」
って、結構踏み込んだこと
聞いてきた。
知「んー、あんまりかなぁ」
ここ最近、僕も告白とか
わりとされるようになった。
この前だって
隣のクラスで1番可愛い子に
告白されたんだよ。
、、まぁ僕は好みじゃなかったけど。
え？おっけいしたのか？
もちろん断った。
だってなんかしっくりこないんだもん。
山「でもさ、知念の好みの女の子とかよく分からないんだよね。何年も一緒にいるけどさ。」
知「それ言ったら僕だって涼介の好みの子とか全然分からないよ。好きな女の子の髪型とか。」
あんまこういう話しないしなー
っていいながら涼介は
口を尖らせる。
山「じゃあさ、好みのタイプ、教えてよ」
そう言った涼介の表情が
少し切なく見えたのは
僕の勘違いだろうか。
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作者名：ちいたか x他1人 | 作成日時：2019年1月30日 16時
