疑問。 ページ6
明日那さんは聴診器みたいなものを使い、颯汰くんの様子を見、治っている事を確認した。
颯汰くんを病院に連れて行こうとすると明日那さんに呼び止められた。
「あなたに話があるの。」
永夢をまっすぐみてそう言う彼女は、かなり真剣だ。
「えっと、Aちゃんも一緒でもいいですか?」
「ちょっと永夢?」
なぜ私も?なんて疑問に普通思うでしょ?
呼ばれてもないのに行くなんて…
チラリと明日那さんの様子を見ると…
なんて不満そうなお顔!
「あの、私のことはお気にせず…」
「彼女は卒業と同時に入った病院での評価がスゴく良くて、衛生省からの推薦で聖都大学附属病院に来たって聞きました。それに、僕のお世話係りに任命されてるんです!」
ぱいせん…どこまで彼に話をしたんですか…
「あぁ。あなたが涼風Aさんなのね!じゃあ、あなたもきて。説明するわ。」
先程の不満顔はどこへ?
にっこりと笑った彼女に逆らう事が出来ませんでした。
颯汰くんを病院に連れて行ってから明日那さんと合流し、エレベーターへと乗り込んだ。
「なにその不思議コマンド…」
明日那さんが慣れた手付きでエレベーターのボタンをバシバシと押すと、地下へと動き出す。
「そういえばさっきAちゃんはいなかったからね(笑)」
永夢さん?あなた過去に来たことあるのね…
なんて考えているとエレベーターのドアが開き、まるで秘密基地のような螺旋階段などが視界に入ってきた。
階段を上った先には机やパソコン、何故かアーケードの個体。
「ここは電脳救命センター。通称CRよ。バクスターウイルスに対抗するための部署みたいなもの。さっき、永夢が変身したのは仮面ライダーエグゼイド。ガシャットを使って変身して、ゲーム病にかかった患者のオペをするの。」
早口に説明する明日那さん。
理解が追いつかない。
えっと、多分ガシャットっていうのがさっきのピンクのマイティの絵がついてたやつだよね。
ゲーム病はさっき颯汰くんがかかっていたやつで、そのオペは仮面ライダーじゃないと出来ないってことか。
そこで疑問が浮かぶ。
「私、何故ここにいるのでしょうか。」
「それはね、私が1人でここの補佐をしていたんだけど、大変だから優秀な人材がいたらほしいなって衛生省の人に言っていたから。」
言い切りました。
こんな未知の世界に連れ込まれた私は
不幸せなのか…
でも、私なんかで役に立つなら…
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時