変身。 ページ43
すみません。用事があるので…と私にゲーマドライバーとガシャットを手渡してすぐに部屋を出てしまった黎斗さん。
えっ?外出ありですか?
それじゃあ雑用いらなかったかもね…
なんて思いつつ、ここには似つかわしくない懐かしいベッドに座った。
「いけるよね?」
ガシャットを掲げてみる。
それは薄いピンク色で、パッケージには、女の子と不思議な動物がいる。
「これ、確か異世界での恋愛シュミレーションだったよなぁ…」
黎斗さんの持っていた企画者を思い出す。
「よしっ。」
気合いを込めて立ち上がり、ゲーマドライバーをお腹にあてる。
すると、ベルトが勝手に腰へと周り、あっという間に装着完了!
ガシャットを左手に持ち、ゆっくりとボタンを押した。
“ときめきクロスオーバー♪”
音がなり、少しドキドキしながらガシャットを半回転させて、深呼吸。
「変身。」
そのままガシャットをベルトに差し込む。
すると、ベルトから音が流れる。
「わっ…」
みんなをみてきた。
私だってカッコ良く変身してやるって思ってた。
でも、そう上手くはいかない。
やっぱり、私には説明書が必要ね?
わたわたとしている間に、あっという間に変身が終わっていた。
「あっ…変身出来ちゃったみたい(笑)」
しかも、ちゃんとレベル1。
パッケージにある女の子と同じ、髪(みたいなとこ)が金髪。
瞳はピンクと黄色のオッドアイ。
全体的に女の子っぽい。
髪には星型の髪留め。
「武器は…あるのかな?」
うーんと、色々さわってみる。
とりあえずレベル2とかになってみよう。
「んーと、大変身?」
レバーを右に開く、再び音楽が流れ、あっという間にレベル2となる。
「おぉー!すごっ!!」
今度は目の前に杖のような物体が浮かんでいて、そっと手に取る。
“ガシャコンロッド”
「ガシャコンロッド?」
うーん。やっぱりわからない。
「説明書…欲しい。」
黎斗さんが帰ってきたらせめて企画書読ませてもらおう。
ガシャットをベルトから取り出し、変身を解く。
そして、ベルトとガシャットをみて思った。
「いつもみんなこれをどこにしまっているんだろうか。」
でも、これで私も戦える。
どうして変身出来たのかはわからない。
けど、なんとなく出来ると思ってた。
「これで、みんなと一緒に戦える。」
ゲーマドライバーとガシャットを抱きしめ、ベッドに横になると、あっと言う間に眠りに落ちた。
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時