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九条貴利矢。 ページ35

今のはなに?

いつもの黎斗とは違う。

怖くなって一度そこから目を反らすように後ろを向いた。

聞き取れないけど、会話をしている?

一度深呼吸をして、再び2人の様子を確認する。


すると、黎斗は先ほどのなにかを拾い、紫色のゲーム機?みたいなものを取り出した。


何が起きるのかわからなくて、少しの恐怖。


紫色のなにかに、先ほど拾ったものを差し込む。

すると、黎斗は白黒の不思議な…ゾンビのようななにかに変身した。



「仮面ライダー…」


あれ?仮面ライダーってなに?

そんなもの知らないのに、勝手に口が動いたことに自分が一番驚いた。

彼らは、戦いながら外へと移動する。


怖い。

けど、ほっておいていいのか?

役に立つかなんてわからない。

ただほっとけなかった。


ゆっくりと静かに外へと移動した。

黄色っぽい彼の胸にあるゲージがなくなりそうになっているのをみて、頭に痛みが走る。



“ライダーゲージに気をつけて!ゼロになったらゲームオーバー。死んじゃうよ!”


誰かの声が頭に響く。



「ゲージがゼロになったら…」


再び、黄色っぽい人のゲージをみる。

「あれがライダーゲージ…あと1しかない…?」

黎斗が紫色のベルトみたいなののボタンをおして、黄色っぽい人を攻撃した。


それと同時にゲージはなくなり、変身がとけて元の姿に戻った。

その人は、黎斗の足になんとかしがみつき、なにかを呟く。

そんな彼を黎斗は容赦なく蹴飛ばした。

雨が降り始める。

黎斗は、彼を置き去りにしてどこかへ消えてしまった。



雨なんかないみたいに普通に彼の元へと歩く。


彼は私をみて目を見開いた。


「九条、貴利矢…」

知らないはずの名前。

何故か、彼をみて浮かんだ。

「はっ…まさかこんな時に会えるなんてな…永夢が、探してたぞ?」

「永夢…?」

九条貴利矢は、私の腕を掴む。

永夢って誰だろう…


名前を聞いただけで胸が暖かくなる。


でも、それより…

「九条貴利矢…死んじゃだめだよ…」

涙が頬を伝う。

「なに?…自分の為に泣いてくれんの?」

苦しそうに、でも笑顔で彼は言葉を続ける。

「もうちょっと…Aちゃんと、話して、みたかったな…」

「いくらでも話すからっ!そんなこと言わないで…死んじゃヤダっ…!」

後ろから、人が近付いてくる気配を感じ後ろ振り向いた。

「Aちゃん?!それに、貴利矢さん!!」

「…永夢?」


彼を見たら、急激な頭痛。

痛みのあまり、意識を手放した。

雨。→←変化。



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設定タグ:仮面ライダーエグゼイド , 特撮   
作品ジャンル:アニメ
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時

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