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それぞれの思い。 ページ33

side.永夢

Aちゃんが消えた。

なんであの時、電話に出れなかったんだろう。

あの時、君の電話に出ていたら未来は変わっていたのだろうか…

毎日毎日後悔に襲われる。

起きてしまったことはもうどうにも出来ない。

必死に君へと繋がる情報を探すも、わかったことはただ一つ。


“病院の前から黒い車に乗っていった”


ナンバーも分からなければ、行き先も不明。


「どこにいっちゃったの…?」


早く、君の声が聞きたいよ。








side.飛彩

あいつがいなくなって、CRが少しだけ静かになった。

研修医も、時間を見つけては彼女を探しに行っているようだ。

ポッピーも、時間さえあれば探している。

残念ながら俺はなかなか時間が取れずに探せていない。

「まったく。どうすればいいんだ?」

前にケーキをあげてから、糖分補給を一緒にとるようになって、それから毎回2つ買っているケーキ。

いつ戻ってくるかわからないから今も2つ買い続けている。

「もし俺が太ったらあいつのせいだな。」

いつ戻ってきてもいいように、今日も1つのケーキを冷蔵庫に戻した。

早く食べに帰ってこい。









side.大我


あいつが消えてから、CRの連中が大人しくなった。

ゲーム病の患者が現れればいつも通りオペはする。

だが、なんだかおかしい。

「くそっ!調子くるう…」

コーヒーを飲もうとストックのある場所を開ける。

そこには、ミルクポーションの袋。

たまに時間を潰しにくるあいつは、ブラックは飲めはするが出来ればミルクが欲しいと毎度ウルサかった。

だから仕方なく準備してやった。

「えっ?私の為にわざわざ準備してくれたの?優しいとこあんじゃーん!」

うるせぇと言えば、ニヤニヤと笑っていた。


椅子に深く座り、パソコンの画面をみた。

「この部屋、こんなにも静かだったか?」


いつも通りの光景のはずなのに、嫌に静かに感じるのに、少しだけ苛立った。

ミルクポーション、腐る前に帰って来いよ。







side.貴利矢


自分はよくわからないんたけど、名人の隣にいつもいたAちゃんがいなくなったらしい。

それから、みんなの様子がどうにもおかしい。

ここは自分が一肌脱ぐしかないか?



「さぁて、仕方ないからやってみっか。」


アロハの上からレザージャケットを羽織る。


「まずは怪しい行き先不明の黒い車でも調べますか。」


誰かの為じゃない。

それはいつか自分のために繋がると信じて。

変化。→←思い出せない記憶。



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設定タグ:仮面ライダーエグゼイド , 特撮   
作品ジャンル:アニメ
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時

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