騙される。 ページ30
あれから、何故か私は幻夢コーポレーションの社長室にいる。
少し思い出してみよう。
電話で、力強いもちろんです。の言葉をいただいた続きである。
『今から車をそちらに向かわせます！』
「はい？」
『あと二分もすれば到着しますので外へお願いします！』
「えっ？！いや、あの…って切れてる…」
仕方なく外へ向かうと既に高そうな車が止まっていて、促されるまま乗り込み、現在へ至る。
「お呼び立てして申し訳ありません。」
「いえいえ…」
まさかの展開に頭が追いついてません。
ソファーに座って、くつろぐにもくつろげずにそわそわとしていると、黎斗さんがコーヒーを入れてくれた。
「砂糖やミルクは入れますか？」
「えっと、じゃあミルクだけ…」
どうぞ。と出されたコーヒーに、ミルクポーションを入れて、一気に流し込んだ。
「アチッ！」
「大丈夫ですか？！」
「らいじょうふでふ…」
学んだこと。
喉が渇いているからといって、温かい飲み物は一気に飲んではいけない。
それと…
「あれ？」
視界が歪んでいく。
「すみません…あなたはここにいてくださいね。」
最後に聞いたのは黎斗さんの声。
学んだこと。
あまり人を信用しちゃいけない。
・
side.黎斗
何故こんなことをしたのかはわからない。
彼女にバグスターウイルスを感染させようとしたのも私だ。
しかし何故だろう。
きっと、彼女は彼らが傷付くことを悲しむから…
それと…
黒い、エグゼイドの正体を、あなたにだけは知られたくない…
「よぉゲンム。行かなくていいのか？…ってなんでAがここにいるんだ？」
「パラドか。彼女を知っているのか…？まぁいい。彼女を丁重に扱ってくれ。部屋は準備してある。」
１つのボタンを押すと、本棚の奥に一つの扉が現れた。
「すみません…」
一本の注射器を、そっと彼女に刺した。
一瞬表情は歪むが、またすぐに寝息をたてる。
「これでいい。あとは頼んだ。」
私は、ゲーマドライバーとガシャットを２つ手に持ち、部屋を出た。
いつまであなたがここにいてくれるかわからない。
思い出さないでほしい。
彼女の全ての記憶に蓋をした。
こんなにも人に執着するなんて…
「ただのモルモットだったはずなのに…」
きっかけはなんだったのか自分でもわからない。
ただ、確実に彼女に惹かれていく自分を抑制できなくなっていた。
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です！今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください！ (2017年10月8日 22時) (
レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー！....に会いたいですー！永夢との絡み多くお願いします！ (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます！エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります！ (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください！この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー！ (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます！レス遅くなりすみません！続き、頑張ります！ (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m | 作成日時：2017年9月12日 1時
