私の中の何か。 ページ27
ゼロデイのことを秘密にすることを条件にゲーマドライバーを手に入れていたようだ。
「そういうことか。」
声の方へ視線を向けると、そこには大我と九条貴利矢。
「何しにきた。」
飛彩先生の不満は爆発ですね。わかります。
「売られた喧嘩は買う性分でな。それとA。」
ポイッと投げられたのは愛車のキー。
「あー!忘れてた!ありがとー!」
そんなやりとりを不思議そうにみる永夢。
「まさか俺たちの他にも適合者がいたとは知らなかったが。」
適合者ってなに?
「お前の目的はなんだ。」
大我の言葉に九条貴利矢はサングラスを外した。
「ゼロデイの時、友達がバグスターの犠牲になった。もう二度とそんな思いをしたくない。」
ゲーマドライバーを装着した。
「あなたも仮面ライダーだったんですか?だったら僕の力を借りる必要なんて…」
不思議そうにする私たちに、明日那さんは深い訳があると呟く。
「おい貴利矢!悠長に話してる場合じゃないだろ!」
「おちつけって、こいつとの勝負に勝ってすぐに治してやるから。」
その時、西脇さんの様子が可笑しくなり、走り出す。
みんなもそれを追って走り出した。
私は、そんなみんなを追いかけることが出来なかった。
九条貴利矢も仮面ライダーになれるのに私は?
「何も出来ない。」
さっきまで永夢が座っていた椅子に座る。
「私が行っても邪魔になるだけだよね…」
──力が欲しい。
そう、強く願った時だった。
ドクンっと胸が高鳴る。
ズキズキと頭が痛む。
「何…これ?」
苦しい…
私が意識を手放すのに、そう時間はかからなかった。
・
side.?
A、ついに感染したか。
ゲンムが渡したゲームにはバグスターウイルスが仕込まれていた。
しかし、何故かAは感染しなかった。
少しタイムラグがあったのか?
それにしても何かが可笑しい。
彼女の髪にそっと触れる。
「なぁ、A。また俺と遊ぼうぜ?」
触れた彼女の髪にそっと口付けた。
すると、発症したと思われていたバグスターウイルスはまた彼女の中へと入り込み、静かになった。
「これは…?ふっ…面白い(笑)心が躍るなぁ。」
静かに寝息を立てるAの頭を一撫でし、歩いているとその男性は消えた。
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時