何も出来ない。 ページ19
永夢と、勇樹くんは抱き合い笑う。
そんな2人をみて、少し複雑な思いだった。
永夢、飛彩先生、花家大我は仮面ライダーになって患者が救える。
明日那さんは知識があるからサポートができる。
じゃあ私は…?
私には何が出来るんだろう。
ナースとして優秀だと言われても、ここではなんて無力なんだろう。
私にも…私にも力があれば…
「Aちゃん?どうしたの?」
「えっ?あぁなんでもないよ?気にしないで!ちょっと、私用事あるから…」
私を呼ぶ声が聞こえる。
けれど、今振り返ったら…
こんな情けない顔見せれない。
・
「だからってなんでここにくんだ?」
「後で話聞いてやるって言ったから。」
「チッ…」
あんなこと言わなきゃ良かったと後悔する花家大我を無視し、診察用のベッドに転がる。
「花家大我はどうしてゲーマドライバー持ってたの?」
「教える義理はない。」
「ふーん。まぁ、どうせ黎斗さんからもらったんでしょうけど。仮面ライダーとしては強いし。」
どうやら図星だったのか、ブツブツと文句を言うのを聞き流す。
「ってかな、女1人でこんなとこいいのかよ。」
「あんたそんな度胸ないでしょ?」
「舐められたもんだな。」
ギシッとベッドが音を立て、壁を向いていた私は無理やり上を向かされた。
「何してんの?花家大我。」
「みてわかんねぇ?」
「まぁ、押し倒されてるね?私。」
せっまいベッドで大人2人。
「ねぇ、なんでそんなに1人でガシャット集めようとするの?」
「この状態で話すことか?やる気なくすわ。」
私の上からどいて、さっさと元の椅子へと戻る。
「元からやる気ないくせに。んで、どうなの?」
「教える…「義理はないか。」」
「そういうことだ。」
パソコンに向かっている花家大我。
そっとパソコンを覗くと、どうやら株をやっているようだった。
「これ、売るなら今だよ。」
一つの銘柄を指さすと、驚きこちらをみた。
「なんでそう思う。」
「この辺の動き、不自然。多分倒産する。後、こないだ噂で聞いた。」
「確かに。」
その後は株の話で少し盛り上がった。
嫌なやつだ。
飛彩先生と同じくらい。
でも、話してると中々楽しかった…かな?
「じゃあな、またなんか噂聞いたら教えろよ?」
「そのガシャット返してくれるなら教えてあげないこともないよ?」
指さす先の永夢のガシャットを大我はみて笑う。
「それは聞けないな。」
「そっ。残念。」
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時