【歌い手】ねぇ、気づいて…【うらたぬき】

じゅうきゅうわ ページ30

*




『渉君が好きで好きでたまらないの!』




貴「ずっと…ずっと!!」



う「莉子……？」





渉君が困っている。


でも私はそんなのお構いなしに言葉をはっする。




貴「先輩が羨ましかった!!私だって渉君に見て欲しかったんだよ!!朝あいさつしてくれるだけでドキドキしたし、渉君が先輩と話してたら嫉妬した!!でも、でも、………」







貴「渉君は先輩が大好きだったから……」




ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい


私のこの思いは、渉君を困らせる。




私のこの思いは、渉君には迷惑だ。




あぁ、渉君が迷惑そうにしている



貴「ごめんなさい…ごめんなさい…」




う「………」



しばらく沈黙が続くと渉君が口を開いた。


う「なんで謝るの。莉子が俺のこと思っててくれるの、すごい嬉しいよ。でも、」




貴「それ以上は言わなくてもいいから…!!」




貴「言ったら、泣いちゃいそうだから……」




う「………」





う「ねぇ、莉子。」




貴「なに？」




う「ごめんね。」




貴「ど…て……」



う「ん？なんか言った？」




貴「どうして渉君が謝るの?!悪いのは、迷惑かけてるのは私のほうだよ……？」




う「だから!!迷惑じゃない！」



貴「ほんとに…？」



う「うん。さっきも言ったけど、俺なんかに好意を抱いてくれるのは嬉しいよ。その気持ちには答えられないけど、、これからも『友達』としてよろしくね。」


渉君……


そんなこと言われたら泣いちゃうじゃん。

貴「うっ…ぐすっ……なんで渉君はそんなに優しいのっ……うっ…」



う「あぁもう！泣かないの!!」


そう言って頭をポンポンしてくれる。


そういうところがすきなんだよな。



貴「私ね、渉君のそういうところが好き。」



う「え？｣


貴「優しいところ。かっこいいところ。可愛いところ。ぜーんぶ大好き!!」



う「不意打ちはさすがに照れる…//」


貴「ふふ〜!!渉君が照れたぁ〜!!」



私、きめたよ。




貴「ねぇ、渉君。」



う「ん？」



貴「私ね、渉君に思い伝えから、」



う「うん。」






貴「渉君に振り向いてもらえるように頑張る！」ニコッ






う「お、おう……//」





貴「あー！照れてる！」



う「うるさい！」





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更新遅れてすみませんでした！！！！！！！！


突然ですが、
多分この小説は、あと数話で終わらせようと思います!!

作者から→←さかたんHappy Birthday!!ということで番外編です。

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