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潤「櫻井翔、電撃結婚、弁護士引退」
「ちょっ、読み上げなくていいから…」
私が職員室に入るといきなり、松本先生が新聞記事を音読してきた。
＊「え？川崎先生って、櫻井翔のファンだったの？！」
「いや、まぁ、そんな感じですね…」
松本先生のせいで、他の先生達まで翔くんのことを話題にし始めた。
＊「そっかぁ、川崎先生、意外とイケメン好きなんだね〜」
「あ、あはは、」
＊「でも急に結婚なんてね、ちょっと複雑よね〜」
それはこっちのセリフ。
なんて言えない。
＊「しかも、相手は大金持ちのお嬢様なんですって！やっぱりお金持ってないとハイスペックなイケメンとは結婚できないのかしら…」
もう完全に、実は知り合いです、って言うタイミングを逃した。
松本先生は、そんな私を見てニヤニヤ笑ってる。
潤「あ、そういえば、川崎先生異動なんじゃないですか？」
「え？聞いてないけど」
潤「さっき校長が探してましたよ」
たしかに、そろそろ異動かもしれない。
「校長、どこ行った？」
潤「さぁ？さっきまでここにいましたけど」
「探してくる」
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作者名：はつる | 作成日時：2017年2月17日 19時
