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60 -Jun side- ページ19
カレーとサラダが出来上がってすぐ、二宮先生は家に来た。
財布とスマホだけ持って、部屋着みたいなヨレヨレの服で。
とっさに家から飛び出してきたという感じだった。
潤「二宮先生、何があったんですか？」
えりか「っていうか、ニノくん、大丈夫？すごく顔色悪いよ？」
二「走って来たから。ちょっと酸欠」
潤「二宮先生、何が」
えりか「今お水持ってくるから。座って休んでて」
二「ごめん、ありがと、えりかさん」
潤「二宮先生、」
えりか「大丈夫？カレーあるけど、食べる？」
二「うん、食べる」
潤「二宮先」
えりか「潤くん！」
潤「……はい」
えりか「それ聞くの、今じゃないでしょ」
潤「……はい」
二「んふ、まつもっさんが怒られてる(笑)」
二宮先生がうちに来るといっつもこうなる。
二人して俺のこといじりやがって。
今日はかなり落ち込んでるのかと思ったら、顔色悪い以外は全然いつも通りの二宮先生。
なんだよクソ！と思う反面、あんまり落ち込んでなくて安心した。
えりか「はい、まずご飯食べよう」
潤くん並べてー、と、全部俺に渡してくる。
もう、二宮先生が来るといつもの優しさはどこにいっちゃうんだよ！
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作者名：はつる | 作成日時：2017年2月17日 19時
