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59 -Jun side- ページ18
潤「もしもし、松本です」
“ごめんまつもっさん、今日家に泊めてくんない？”
潤「は？何があったんですか？」
“いや、ちょっといろいろあって、Aを家に帰らせんのも酷だし、俺が出たほうがいいかなと”
潤「すいません、全然意味わかんないんですけど」
“とにかく、泊めてもらいたい”
潤「ケンカしたなら仲直りしたほうがいいんじゃないですか？どっちかがフェードアウトしても解決しないし」
“いや、そういう次元の話じゃないんだよ”
潤「だから、意味わかりません」
俺の様子を見て、ただ事じゃないと察したえりかが素早くスマホを奪った。
潤「え、ちょっと！」
えりか「もしもしえりかです。うん。ニノくんどうしたの？……いいよ。ぜひぜひ。今日はカレーだから、ニノくんの分も用意して待ってるね。ううん、はーい」
潤「ちょっと、えりか、」
えりか「家に来てから話聞いてあげればいいじゃん」
潤「まぁ、そうだけど、」
えりか「私たちが大変だった時もそうやって助けてもらったじゃん」
潤「ま、うん、たしかに」
こうやってすぐ行動できるところがえりかのすごいところだと思うし、俺の足りないところだと思う。
えりかは、俺の人間的に足りないところを補ってくれる、俺の一部分みたいな人。
欠けたら俺が俺で居られなくなるような、大切な人。
えりか「潤くん、手止まってるよ！」
潤「ああ、はいはい」
えりか「早く切って。カレー出来ちゃうよ。ニノくんも来ちゃうよ」
潤「ちょっと待てって」
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作者名：はつる | 作成日時：2017年2月17日 19時
