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非番明けの任務はチームアップが爆豪さんの事務所と聞いていた
任務としては大きな仕事でもなく、うちの事務所から3人、爆豪さんの事務所から2人招集されるらしい
とは言え、下っ端の私が頼まれるような任務だ
事務所のトップヒーローである爆豪さんが来るわけないか、と待機室でスーツの整備をしていれば
貴｢気合い十分だなァ｣
貴｢ダイナマイト！？｣
隣の椅子を引き、ドカりと座ったのは来るはずがないと決めつけていたその人で、思わず大きな声が出る
声がでけぇ、と言われてしまうから｢いらっしゃると思わなくて｣と言うと頬杖をついてこちらを見る
ヒーロースーツから見える筋肉と白い肌に目のやり場がない
爆｢俺が居たら不満かよ｣
貴｢ちがいます！！｣
逸らした視線に覗き込むように聞いてくる爆豪さんに、無意識のまま食い気味に声を張り上げて答えれば｢フッ｣と笑われる
やらかした〜と思っていたら立ち上がった爆豪さんがニッと笑って｢期待しとる｣と頭わしゃわしゃして出て行くからいつも以上に張り切ってしまった
任務終わり、ダイナマイトと共闘できたことに浮かれていたせいでやらかした手の甲のかすり傷を処置しようとしていたらガチャりと扉が開いてダイナマイトさんが入ってくる
慌ててその手と救急箱を隠して｢お疲れ様です｣と言うけど、そのままズカズカ近づいてきた爆豪さんは｢手｣と一言。
貴｢手がどうかしましたか？｣
爆｢怪我しとったろ｣
シラをきるつもりで言ったけど、流石はプロ。バレないように気をつけていたけどちゃんと気づかれていた
こんなんじゃせっかく期待してもらったのに失望させてしまう、と黙ってその手を出さずにいたけど
爆｢ヒーローを長く続けたかったら一人で抱え込むんじゃねェ｣
そう言うと隠していた手を引かれ、傷を見た爆豪さんは処置をはじめた
爆豪さんの言葉に大袈裟だな、と思いつつこんな時でさえ優しい手つきに胸がキュッとなる
貴｢これくらいの傷、ほっといても治りますよ｣
爆｢跡になった困んだろ｣
貴｢それくらい平気です｣
処置している手に視線を落とす爆豪さんのクリーム色の髪を見ていると、私の言葉に不意に顔を上げる
爆｢俺が困ンだよ｣
刺さるような視線に｢なんで｣と思っても言葉にならず、息をのむ
ドクッと跳ねた心臓の音がバレないように話題を変えた
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桜羽(プロフ) - ゆうさん» 本誌、読んでおります…！なるべくネタバレには気を張ってるんですが、ヒーローチップスは触れたくなっちゃいました…。 (2022年10月11日 2時) (
レス) @page47 id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ヒーローチップス好きすぎる、、、もしや本誌よんでます？？ (2022年10月10日 23時) (レス) @page46 id: fe7b1d6009 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - ゆうさん» こちらこそコメントいただき、当作品を見つけてくださりありがとうございます…！少しでも楽しんでいただければ幸いです。 (2022年9月27日 0時) (レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 短編集みたいなのがありそうであんまりないので嬉しいです!ありがとうございます!! (2022年9月14日 23時) (レス) @page36 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年7月14日 23時
