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貴｢こ、これくらいしないと君は懲りないから
痛いってことはバイ菌と戦ってる証拠、大丈夫よ｣
｢クソが｣と零す爆豪君を背に冷静を装って絆創膏のテープを剥がす
貴｢ほら、もっかい横向いて｣
大人しく横を向いた爆豪くんに安心して頬に手を伸ばしそっと貼り付ける
貴｢うん、これでよし、！｣
そう言って伸ばした手を下ろそうとすると、グッと手首を掴まれる
貴｢ちょ、離して
もう終わったから｣
爆｢さっき、俺ンこと見惚れてたろ｣
貴｢！？はっ？！｣
図星をつかれてわかりやすく驚いてしまった
そんな私を見てフッと笑う爆豪くんにやられた、と思う
貴｢、君すごく肌が綺麗だから…若いっていいなぁと思って｣
苦し紛れな言い訳に、この子が納得してくれるとは思えないけど
爆｢そーかよ｣
と、その物分りのいい返事に驚いて爆豪くんを見れば全部見透かしたような顔で笑って保健室を出ていこうとする
爆豪くんの手の上で踊らされてる気分だ
爆｢また来るわ
じゃーな、センセ｣
貴｢っ、休憩所じゃないからね！｣
少し張り上げた私の声に、片口角を上げた爆豪くんは扉を閉めて行ってしまった
それから暫くして、また昼休みに保健室の戸が開いた
「怪我した」と聞き慣れた声がするから
最近は保健室に来ることもなかったのに、またサボりにでも来たか、と顔をやれば
貴「っ！？ちょ、どうしたのその傷、もっ、！なんで一人でっ」
ボロボロの状態で傷から血を流す爆豪くんが今にも倒れそうなくらいフラフラして立っていた
慌てて駆け寄って肩を貸せば、そのまま意識を手放した
貴「……あ、目覚ました？」
爆「……ん」
貴「ダメだよ、まだ動いちゃ
何があったか知らないけど、こんな状態で一人で来るなんて驚いた」
爆「……ッてェ」
貴「だから、動くなっての」
起き上がろうとする爆豪くんのおでこを指で押し返す
病院に行かせるほどってわけの怪我ではなかったけど、一人でここまで歩いてくるには傷が深い
雄英がヒーローの卵たちを育てる全国屈指の機関だというのは知っている
でも、こんな姿を見せられてしまうと、ここの方針に肯定できなくなってしまう
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桜羽(プロフ) - ゆうさん» 本誌、読んでおります…！なるべくネタバレには気を張ってるんですが、ヒーローチップスは触れたくなっちゃいました…。 (2022年10月11日 2時) (
レス) @page47 id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ヒーローチップス好きすぎる、、、もしや本誌よんでます？？ (2022年10月10日 23時) (レス) @page46 id: fe7b1d6009 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - ゆうさん» こちらこそコメントいただき、当作品を見つけてくださりありがとうございます…！少しでも楽しんでいただければ幸いです。 (2022年9月27日 0時) (レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 短編集みたいなのがありそうであんまりないので嬉しいです!ありがとうございます!! (2022年9月14日 23時) (レス) @page36 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年7月14日 23時
