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グイッと引かれたせいでほぼゼロ距離になった爆豪にキスされるんだ、と咄嗟に目をつぶったけど
あと少しの距離は永遠と縮まらないから、恐る恐る瞼を開ける
爆｢覚悟ねぇなら帰れ｣
今度は怒ったような目付きで私のことを見ているから、ここまで来て引き下がるものかと言い返す
貴｢なく、ない｣
私の言葉に一瞬爆豪の瞳孔が開いた気がした、それも束の間、爆豪は私の顎を引いてキスをした
爆｢帰んねぇつーことは、この先もやめねぇけど｣
鼻先が触れる距離で爆豪が話すから、さっきのキスとお酒の余韻だけでも頭がクラクラする
貴｢…ここまで来て手出さずに帰す男いないでしょ｣
なのに私も大概で、こんな時でも強がってしまうから自分に呆れる
ハッと笑って口角をあげた爆豪は｢泣いても知らねぇ｣と言い切る前に噛み付くみたいに唇を押し当てた
そのまま床に押し倒されて、流れるように一枚一枚服を脱がされ、身体中に爆豪の熱を感じた
今だけは、と脳裏を過ぎる罪悪感に目を伏せて私は爆豪に身を任せるだけだった
目が覚めたらいつの間にかベッドの上にいて、この歳で記憶が飛ぶくらいの夜ってどうなの？と思いつつも
身体中に残る痕を見てふつふつと思い出す
どうやら爆豪はもうとっくに起きていたようで、リビングに行くと｢メシ｣と朝食の準備がされていた
向き合ってご飯を食べ始めるけど、昨日一線を越えてしまったとは思えないくらいつも通りの爆豪に混乱する
結局昼前には爆豪宅を出て、家に帰ったけど
これからどうするべきか、と私は頭を悩ましていた。
のに、それからというもの爆豪がおかしい
上鳴に飲みに誘われて、とりあえずいつも通りにしてればいいかと行ってみたはいいものの
しれっと隣に座った爆豪は、メニューを見る時もみんなで昔の思い出話をしてるときもやたらと距離が近いし
ほんの少しみんなの酔いが回ってきた頃に、机の下で指を絡めてくるからいろんな意味で心臓に悪い
何考えてるんだこの人、と視線を向けてもなんも無いような顔して瀬呂と話しているから訳が分からない
そういう飲み会が何度か続いた、ある日の帰り
帰路が反対の瀬呂たちと別れて、爆豪と二人夜道を歩いていたとこのこと
じゃあこっちだから、と別れ道で手を振ろうとしたらその腕を掴まれて｢帰んな｣と言われた
貴｢まだ飲み足りないの？｣
爆｢家来い｣
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桜羽(プロフ) - ゆうさん» 本誌、読んでおります…！なるべくネタバレには気を張ってるんですが、ヒーローチップスは触れたくなっちゃいました…。 (2022年10月11日 2時) (
レス) @page47 id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ヒーローチップス好きすぎる、、、もしや本誌よんでます？？ (2022年10月10日 23時) (レス) @page46 id: fe7b1d6009 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - ゆうさん» こちらこそコメントいただき、当作品を見つけてくださりありがとうございます…！少しでも楽しんでいただければ幸いです。 (2022年9月27日 0時) (レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 短編集みたいなのがありそうであんまりないので嬉しいです!ありがとうございます!! (2022年9月14日 23時) (レス) @page36 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年7月14日 23時
