＊ ページ11
貴｢え！？髪！？失恋？？
ち、ちがうよ！これはもうすぐ夏のインターン始まるし暑くて邪魔くさいかなって…｣
爆｢……は？｣
話がちげぇ
爆｢だったら何でンな泣き腫らした顔しとンだ｣
貴｢こっ、これは…昨日の夜見た映画が凄く泣けて…｣
爆｢は………？じゃ、さっき囲まれてたンわ…｣
貴｢映画のことみんなに、話して、ました……｣
言いづらそうに語尾が小さくなっていくコイツに
今まで勘違いしていたことに気づき、カァッと顔の熱が上がる
爆｢クッソが！！紛らわしいことしてンじゃねェわ！！！アホ！！｣
貴｢ご、ごめん……！
まさか…落ち込んでると思って心配してくれたの？｣
爆｢ちっげぇわ！！！！｣
貴｢ソ、ソウデスヨネ、ごめんなさい調子乗りました……｣
朝からアホどものせいで無駄足踏んだわクソ
爆｢まァ好きな奴いねぇならいいわ｣
貴｢わ、私に好きな人いたら困るの？｣
チラッと俺を見上げるAにドクッと大きく脈が打つ
爆｢……いるンか｣
答えにならない問いを返すと、少し恥ずかしそうに目を逸らし
貴｢好き、な人は…いるよ｣
頬を赤らめて小さく呟いた
爆｢ッチ……うぜぇ｣
貴｢そ、そんな反応するってことは、私も期待していい？｣
爆｢は？｣
もう一度俺を見たAは照れくさそうに言った
貴｢ばくごーくんて、自分のこととなると鈍いよね｣
私の好きな人は、ばくごーくんだよ、と付け加えた言葉にフリーズする
爆｢は…………？｣
貴｢髪、切った理由、
さっきはああ言ったけど……実はこの前、
ばくごーくんはショートがタイプって上鳴くんたちと話してたの聞いちゃって.…｣
そう言えば、アホ面にそんな話を振られて適当にそう返した気がする
つーか、コイツは最初から俺の事を……
爆｢ンだよこれ………｣
貴｢ばくごーくんの気持ち、聞いてない｣
首を傾けて覗き込もうとするコイツにバツが悪くなる
ねぇ、と恥ずかしそうに唇を噛み、見上げたコイツと視線が合って
詰め寄ったままのせいで、近距離にある小さい唇や短くなった髪の隙から見える白い首筋に生唾を飲む
爆｢いっちょ前に煽ってんじゃねェよ｣
貴｢へっ｣
顎を掬うように持ち上げ、空いた手でコイツの手に指を絡めて壁に押し付ける
みるみる顔を赤くする表情に満足した
爆｢俺に愛される覚悟しろや｣
今にも湯気を出して沸騰直前のコイツに、見下ろしてそう言い、噛み付くようにキスをした
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桜羽(プロフ) - ゆうさん» 本誌、読んでおります…！なるべくネタバレには気を張ってるんですが、ヒーローチップスは触れたくなっちゃいました…。 (2022年10月11日 2時) (
レス) @page47 id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ヒーローチップス好きすぎる、、、もしや本誌よんでます？？ (2022年10月10日 23時) (レス) @page46 id: fe7b1d6009 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - ゆうさん» こちらこそコメントいただき、当作品を見つけてくださりありがとうございます…！少しでも楽しんでいただければ幸いです。 (2022年9月27日 0時) (レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 短編集みたいなのがありそうであんまりないので嬉しいです!ありがとうございます!! (2022年9月14日 23時) (レス) @page36 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年7月14日 23時
