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「私は帰って来たわ‼だから、すとぷりのみんなに手を出すのはやめてください‼」
田華さんは余裕のある笑みを浮かべて、
田「その様子だと、もう全てわかっているような顔だね」
全てわかっているというのはきっと花見月家のことだろう。
「…はい」
「わたしを殺したいなら殺せばいい‼けど絶対にみんなには手を出さないで‼」
殺されたくなんかもちろんないけど強気で言い放つ。
田「いやいや。君を殺そうだなんて思ってもいないよ」
「へっ?」
予想の180度ひっくり返った答えが返ってきたのですっとんきょうな声がでる。
田「君のその暗殺の才能は実に素晴らしい。その才能を失うのは実に損だ。だから君にはこれからの暗殺の仕事の手伝いをしてもらうよ」
え、じゃあ…
わたし…殺されない…?
すこしホッとした心にすかさずむちをうつ
いやいやいや、待て待て、
暗殺の仕事を手伝う?
こんなお父様を裏切った人に従うなんて絶対やだ。
それに、お父様は暗殺に元々反対してたんだ。
それならその意思をわたしが継ぐべきだ。
「いえ、それはできません。お父様の意思はわたしが継ぎます」
田「そうか…できるだけ乱暴にはしたくないけど…仕方ないね…」
残念そうに呟くと田華さんはパチンッと指を鳴らした。
するとどこに隠れていたのか先ほどのようなガードマンがわらわらと出てきた。
パッと戦闘体制になる。
しかし、そのガードマン達は私のことを襲いにかからず、全員で私のことを取り囲み、腕を押さえ込まれた。
「ちょっ⁉はなして‼」
私だって女だ。
どれだけもがいても成人男性の力にはかなわず、動かない。
いきなり、口元に妙に甘い匂いがする布を当てられて押さえ込まれた。
「んっ‼んんんー‼」
絶対これやばいやつだ。
必死に男の手を爪で引っ掻くが、手はどかない。
やばい…息が…
クラクラする…
「…っ‼……………」
ダメだ…
私、死ぬんだ…
私はそのまま深い闇に堕ちていった。
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ユチハ(プロフ) - みみちゃさん» みみちゃさんありがとうございます!次回作もあるので是非読んでください! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
みみちゃ - お疲れ様でした!楽しく読ませていただいてました!! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 66579fa10d (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - かりんさん» ありがとうごさます!25時間リレー生放送!めっちゃ楽しかったですね!(返信遅れてごめんなさーい) (2019年2月24日 20時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 続きが気になる……!!更新頑張ってください!25時間リレー生放送楽しみましょ! (2019年2月24日 13時) (レス) id: 23a411aa06 (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - パラソルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2019年2月22日 19時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチハ | 作成日時:2019年2月8日 19時