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ごおおおぉ…
上に火が上ったのか、1階も2階も火に包まれていて、ところどころ崩れてるところもあった。
「なーくん!どうしよう!」
半分パニック状態になった私は、スピードの速いなーくんに必死についていきながら聞く。
な「さっき無線でチルとリルに助けを求めた。ヘリコプターでこっちに向かってくるから、一旦屋根まであがろう!
ジェ「了解!」
さ「やべー、莉犬めっちゃ軽いんだけど」
ジェ「るぅと大丈夫?変わろうか?」
る「大丈夫っ…」
るぅとくんは汗を流しながらもしっかりところんくんを背負っていた。
ガッシャーンッ‼
さっき通って来た廊下の大きなシャンデリアがすさまじい音を立て落ちていった。
やばい、どんどん崩れてる。
早くしなきゃ!
煙もどんどん上っていて、油断したら一酸化炭素中毒で死んでしまいそうだ。
重たい足を動かして、なんとか屋根にたどり着いた。
バラバラバラバラバラー!
とヘリコプターの大きな音が近づいて来て、2人の男の人が出て来た。
リ「やぁやぁ!なーくんお呼び〜?」
な「ごめん、ちょっと手を貸してくれ!」
チ「わかった」
さとみくんから莉犬くんを受け取ったチルはヘリコプターの中に莉犬くんを運ぶ。
ジェ「ゲホッ、ゲホッ…」
突然、ジェルくんが激しく咳き込みはじめてうずくまってしまった。
「ジェルくん⁈だいじょうぶ⁈」
ジェ「あかん…ちょっと、煙吸いすぎたかもしれへん…」
真っ青な顔で浅い呼吸を繰り返すジェルくん。
煙を吸いすぎたのか、意識が朦朧としている。
みんなはヘリコプターに乗り込もうとしていて、こっちに気づいてくれてない。
「ジェルくん、肩、」
ジェルくんに肩を貸して、ゆっくり屋根の上を歩く。
屋根はでこぼこしてて歩きづらい。
一歩踏み間違えたら簡単に落っこちてしまいそうだ。
慎重に脚を踏み進めながらもヘリコプターの近くに辿りついた。
「みんな、た、助けて」
な「A‼」
さ「手貸して!ジェルくん!」
ジェルくんを後ろから押しながらヘリコプターに乗るのを手伝う。
リ「ほらほらー!出発するよーー‼」
運転席からリルが手を振る。
な「A」
中からなーくんが私に手を差し伸べる。
私はその手を握る。
ヘリコプターの中に入ろうとしたとき後ろから何者かに強く反対の腕を引っ張られた。
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ユチハ(プロフ) - みみちゃさん» みみちゃさんありがとうございます!次回作もあるので是非読んでください! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
みみちゃ - お疲れ様でした!楽しく読ませていただいてました!! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 66579fa10d (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - かりんさん» ありがとうごさます!25時間リレー生放送!めっちゃ楽しかったですね!(返信遅れてごめんなさーい) (2019年2月24日 20時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 続きが気になる……!!更新頑張ってください!25時間リレー生放送楽しみましょ! (2019年2月24日 13時) (レス) id: 23a411aa06 (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - パラソルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2019年2月22日 19時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチハ | 作成日時:2019年2月8日 19時