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「うう…痛たた」

目が覚めた時、全身打撲したような鈍い痛みがはしり腰をさする。

「え…」

顔を上げると、先ほどと景色が全く違う地下のホールが目に映った。

ホール一面が炎に包まれていて、中心の床には大きな穴が開いていてそこから炎が噴き上げている。

「な、なにこれ…」

さっきのは爆発でこんなになってしまったの⁈

「み、みんな…」

周りを見渡してみるけど、みんなはいない。
どこにいるの?

岡「ようやく目が覚めましたか」

ハッとして前を見ると岡崎さんが立っていた。
でも、身にまとっている雰囲気は明らかにいつもの優しい岡崎さんではない。

「お、岡崎さん…?」

震える声を振り絞り、か細い声で問いかける。

さ「…Aっ」

どこかで小さな声が聞こえた。

「みんな⁈」

奥のコンクリートの柱を見ると、みんなが縄で縛り付けられていた。

みんな、顔も体も傷だらけで火傷のあともあり、ボロボロだった。

「お、岡崎さん⁈一体どういうこと⁈」

このビリビリとした空気に合わない穏やかな表情の岡崎さんに聞く。

岡「ふふ、あははははははははっ」

岡崎さんは急に狂ったように叫び笑い出した。
もう、私の眼に映る岡崎さんは岡崎さんじゃない…

岡「まだ気付かないのか?私は田華様のスパイだよっ‼お前が生まれてからずっとお前ら家族を殺す機会を伺ってたんだよ。ころんを殺しかけたのも全部私さ」


普段岡崎さんが使ったことのない口調でまくしたてる。

うそ…
1番信頼してた岡崎さんが…
裏切ってたなんて…

しかも、関係ないみんなをこんなにして…

「許さない」

岡「ならば、勝負しましょう。先にあの穴の中に相手を落としたほうが勝ち。負けた方は死ぬ。やらないという選択肢はない」

ナイフと拳銃を岡崎さんが床に転がし、私の方へ投げる。

る「だめだよっ…Aっ…!」

息絶え絶えのるぅとくんが叫ぶ。

「わかった」

みんなを助けるため。
私は戦わなきゃいけないんだ。


私はナイフと拳銃を拾い上げた。

なーくんside→←1人の暗殺者



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作品ジャンル:恋愛
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ユチハ(プロフ) - みみちゃさん» みみちゃさんありがとうございます!次回作もあるので是非読んでください! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
みみちゃ - お疲れ様でした!楽しく読ませていただいてました!! (2019年3月9日 16時) (レス) id: 66579fa10d (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - かりんさん» ありがとうごさます!25時間リレー生放送!めっちゃ楽しかったですね!(返信遅れてごめんなさーい) (2019年2月24日 20時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 続きが気になる……!!更新頑張ってください!25時間リレー生放送楽しみましょ! (2019年2月24日 13時) (レス) id: 23a411aa06 (このIDを非表示/違反報告)
ユチハ(プロフ) - パラソルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2019年2月22日 19時) (レス) id: 98b84da97c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユチハ | 作成日時:2019年2月8日 19時

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