有名な不良に告白されてしまった。

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迎えに来る、迎えに来る

その文字が頭の中でぐるぐると周り授業に集中できなかった。

今日は友達と帰るから駄目ですって返信をしようとした時に拒否は許さんと追い討ちのようなメッセージ。

私はわかりましたとしか言えずまた机に伏せる。


こんなビビリな私どうして好きになってくれたんだろ


そう思ううちに授業は寝てしまい、気づけばあっという間に昼間で昼食の時間になっていた。

私はいつものごとく野薔薇と悠仁、隣のクラスの恵を連れて購買へと向かっていた。

その時に野薔薇と悠仁は聞いて聞いてと恵に話しかけ嬉しそうに私と宿儺さんの話をし始める。

へぇとしか答えない彼の姿は興味全くないですと伝わってきてなんだか悲しくなった。



「お前も大変だな」

「まあでも告白は素直に嬉しい…
宿儺さんは理由全く分からないけど」

「あー、たしかに
俺も昨日知ったし」

「あんたら仲良かったんじゃないの？」

「まあ仲はいいけどそういうの兄貴苦手って言うか俺にあんま話してくんなかったかなぁ」


そう言ってガツガツご飯を食べる悠仁を見ながらため息を吐いた。


「宿儺さんとも悠仁くらい話せたらなぁ」

「いけるっしょ
兄貴は喧嘩の噂めーっちゃあるけど根は…まあ良くも悪くもない？」

「なんじゃそりゃ」

「とにかくまあ俺から見たら根はいい奴！
たまに理不尽に怒られたり蹴られるけどな」


蹴られるは気になったが、悠仁が言うことに間違いはないかと思いながら私は放課後何を話すかいくつか考える。

今度こそきちんとお話しようと決意した。



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