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私がいつものように彼のそばに寄り添っているときだった。
彼は私に顔を向けないまま「初めの頃を覚えているか」と突然に質問をされる。
「勿論です、貴方と出会えた日ですから」
「あの時は体を震わせていたな」
そう言って彼はクク、と笑えば私の顔を除くと優しく頬に手を添えてくれる。
けれどもその行動に疑問を覚え私は首を傾げると彼は口角を上げながら快を求めるような口調で言った。
「何故笑ったんだ？今更答えられないとは言うまいな」
私はいつかは答えねばと思った時が来たんだ、と頬に触れる手の温もりを感じながら説明することにした。
あれから何度も考えてたどり着いた答え
「村の人からのあの蔑んだ目、そしてそれを気にして私に手をあげた家族。
辛かったのはありますがすぐに私はその人達に何も感じなくなりました。」
そもそも家族ならば少しは私の話に耳を傾けてないだろうか。
私のずっと思っていたことだ。
「村の人は勿論のこと、家族でさえ私をただ嘲笑うような悪魔のような存在にしか見えなかったのです。
そしてその悪魔達が死んでいき私はいい気味だと思いました。」
ただそれは共にすごした村の人、私を育ててくれた家族と思い出し私はそんな考えの自分が酷いものだと思った。
殺して欲しいと思った、こんな自分だなんて
「宿儺様の、おかげなんです」
あの悪魔達を葬ってくれてありがとうございますと私は深く頭を下げた。
そんな私を見てなのかそうかと言葉を吐き頭を撫でてくださる。
「私には宿儺様しかおりません。
気に入らなければ殺されても構わない、私は貴方様から与えられるもの全てが嬉しく、愛おしいのです」
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りんご - お願い 終わらないで (2022年2月13日 18時) (
レス) @page34 id: 220ab80aca (このIDを非表示/違反報告)
陽菜月 - んぐ…〜！！(宿灘様の愛しているは核ミサイル級だわー…☆) (2021年4月5日 1時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - え、死にそうなくらい好きです（泣）そしてとても儚い (2021年3月23日 23時) (レス) id: 8087b8e5a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 違和感なく読めて、しかもキャラの性格もあまり崩さず凄く読みやすかったです(´TωT｀)更新頑張ってください！！ (2021年3月20日 16時) (レス) id: 2984822c22 (このIDを非表示/違反報告)
√ - 宿儺推しとしてめっちゃくちゃすきです！更新頑張ってくださいね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ。 | 作成日時：2021年2月9日 21時
