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「ほら、頭を垂れて無様に謝って見せろ」

帰ってくるなり私は押し倒されて唇を押し当てられた。
食らいつくように唇が覆われギリ、と音がしたと同時に口内にじんわり血の味がにじんでくる。

「もうしわ、…っすく、」

話そうと口を開けばそれを塞がれ宿儺様に背をもたれるような体制なれば私の口内に彼の指がねじ込まれ耳を噛まれる。
彼の指が口内をまわり上手く声が出せない。

「お前は俺の所有物である自覚が足りておらん
もっと時間をかけて教えてやらねばな」

耳から首筋へ、私の体にはたくさんの宿儺様の所有物である印が刻まれる。
彼から与えられるものは例え痛みだとしてもそれは快楽へと変わってしまう。

私は彼を手に触れてその幸せをかみ締めた。


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「私を許してくださるのですか」

「許してなどおらん
呆れたまでだ、全く」

「…ありがとうございました」

フンと鼻を鳴らす彼が愛おしい。
私は背を向けている彼に寄ってまた感謝を述べるのであった。

居心地の良さの中、もう死んでしまった空源と順之助を思い出す。
こんなにも幸せな私を助けるなどといった彼らのことを

心配__
そんな事もういい。
私には宿儺様が全てで宿儺様が全て正しいのだから。

後悔などしない。
彼の傍でこうして居られるのならもう何もいらない。


「私、貴方様のために生きていきます。」

「何を当たり前なことを言う。
次はない」

「俺のことしか考えていない様子だったから生かしたまでだ」と彼は私に顔を向けるとそのまま触れるだけの口付けをした。

「勿論です、宿儺様」



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りんご - お願い 終わらないで (2022年2月13日 18時) (レス) @page34 id: 220ab80aca (このIDを非表示/違反報告)
陽菜月 - んぐ…〜!!(宿灘様の愛しているは核ミサイル級だわー…☆) (2021年4月5日 1時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - え、死にそうなくらい好きです(泣)そしてとても儚い (2021年3月23日 23時) (レス) id: 8087b8e5a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 違和感なく読めて、しかもキャラの性格もあまり崩さず凄く読みやすかったです(´TωT`)更新頑張ってください!! (2021年3月20日 16時) (レス) id: 2984822c22 (このIDを非表示/違反報告)
- 宿儺推しとしてめっちゃくちゃすきです!更新頑張ってくださいね! (2021年3月6日 14時) (レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあ。 | 作成日時:2021年2月9日 21時

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